複数の転職エージェントを掛け持ちで利用すべき?理由付きで徹底解説

「転職エージェントを複数利用したほうが良い」

このような意見をよく聞くことがあります。

結論から言いますとこの知識は正しいのですが、複数の転職エージェントを利用するべき理由やメリット・デメリットを知っておくことで、より良い選択をすることができます。

そこで、この記事では複数の転職エージェントを利用するべき理由やメリット・デメリットを現役転職エージェントである筆者が徹底的に解説いたします。

複数の転職エージェントを掛け持ちで利用するべき3つの理由

転職エージェントを掛け持ちで利用すると転職活動をさらに有利に進めることができる3つの理由は以下の3点になります。

  • 自分に合う最適なキャリアコンサルタントに出会える可能性が高くなる
  • それぞれの転職エージェントの特徴ごとに使い分けられる
  • より多くの独占案件を見ることができる

では、それぞれの理由を詳しく解説していきましょう。

自分に合う最適なキャリアコンサルタントに出会える可能性が高くなる

転職エージェントに登録すると、自分専任のキャリアコンサルタントがつきます。

キャリアコンサルタントは、登録者のキャリアやスキル、希望条件などを考慮して、登録者が納得するような転職ができるようにサポートしてくれます。

企業情報にも詳しく、転職活動のノウハウ、経験も豊富ですので、キャリアコンサルタントは転職活動のプロです。

ですが、プロと言ってもキャリアコンサルタントも人間です。それぞれ個性も違いますし、知識や経験、考え方も違います。

さらに性格も違いますから、自分と合わないキャリアコンサルタントが担当になる可能性もあるのです。

ですが、複数の転職エージェントに登録しておけば、その中から自分に合ったキャリアコンサルタントを選ぶことができます。

転職活動は、キャリアコンサルタントの力量、能力によって結果が変わってきます。

ですが、優秀でも性格的に合わなければ転職活動が辛くなりますし、性格的に合う人でも優秀でないキャリアコンサルタントなら自分が望む転職ができない可能性があります。

優秀で、性格的にも問題なく一緒に転職活動をしていけるキャリアコンサルタントを見つけることができるのも、複数の転職エージェントに登録しているからなのです。

それぞれの転職エージェントの特徴ごとに使い分けられる

転職エージェントは、国内にたくさんありますが、それぞれの転職エージェントで特徴が違います。

求人数や、企業情報内容、業界の知識や面接対策、履歴書・職務経歴書の添削方法や知識など、転職エージェントでは様々なサポートを受けることができます。

これらのサポート自体は、どの転職エージェントでも行っていますが、内容がそれぞれ異なります。

求人量が多いエージェント、キャリアコンサルタントの質が高いエージェント、企業情報に詳しいエージェントなど様々です。

特に、特定の業種や職種に特化した転職エージェントは、その業界や職種の情報には特に詳しく、一般的には知られていない情報も持っています。

ですので、1社だけの転職エージェントに登録するより、複数の転職エージェントに登録するほうが得られる情報が多く、それぞれの特徴を生かして転職エージェントを使い分けることができるのです。

より多くの独占案件を見ることができる

転職エージェントは多くの求人を保有していますが、それぞれの転職エージェントで保有している求人数が違います。

複数の転職エージェントに登録することで、最も大きな利点となるのが、それぞれの転職エージェントの独占案件を見ることができることです。

独占案件とは、その転職エージェントにしかない求人です。
企業とのつながりが深かったり、ずっとその転職エージェントに求人を依頼しているなど、企業が転職エージェントに求人を依頼する理由も様々です。

他の転職エージェントも保有している求人は、インターネットでも見ることができるように公開されていることが多いのですが、独占案件は、その転職エージェントにしかない求人ですので非公開求人となっています。

また、質の高い求人も非公開になっていることが多いので、非公開求人が多いところは企業とのつながりが深く、質の高い求人が揃っているということになります。

独占案件を見るには、その転職エージェントに登録しなければなりませんので、複数の転職エージェントに登録することで、より多くの独占求人を見ることができるでしょう。

複数の転職エージェントを掛け持ちで利用するメリット

次に、複数の転職エージェントを利用することで生じる様々なメリットをご紹介していきましょう。

先程の「複数の転職エージェントを利用する理由」と少々かぶってしまうところもありますが、それがメリットなる部分ですので、詳しく解説していきます。

まずは、複数の転職エージェントを掛け持ちで利用する場合のメリットをリスト化してみましょう。

  • 多くの求人を閲覧することができる
  • 多くの情報を得ることができる
  • 独占案件をより多く閲覧することができる
  • キャリアコンサルタントをやる気にさせることができる
  • 転職サポートを繰り返し受けられるので手厚くなる

という点が挙げられるでしょう。
それでは、それぞれのメリットを詳しく解説していきましょう。

多くの求人を閲覧することができる

求人数が多くなるというのは、先ほどもお話しました。

では、具体的にどれくらいの求人数が変わるか例をだしてご説明していきましょう。

例えば、最も求人数の多い業界最大手のリクルートエージェントが保有している求人数は、非公開求人数を合わせると15万件以上と言われています。

これだけあれば、求人も多いので問題ないかと思われるかもしれませんが、他にも業界第2位のDODAも登録していたとします。

すると、DODAの総求人数は11万件以上と言われていますから、1社のみ登録するのと比べて倍近い求人を見ることができるのです。

また、これに加えて、ある業種や職種に特化した転職エージェントに登録しておけば、その業界や職種の求人をさらに見ることができるのです。

ですから、複数の転職エージェントに登録することで、多くの求人を閲覧することができるのです。

多くの求人数を閲覧できれば、より自分の希望に近い求人を見つけることができますし、自分が求める条件よりさらに良い条件の求人に応募することもできるのです。

多くの情報を得ることができる

これも、前章でお話していた内容ですので、もうどれだけのメリットがあるかお分かりだと思います。

転職活動は、情報戦と言っても過言ではありません。
一般的には知られていない情報を有する転職エージェントを利用するだけでも転職活動に有利ですが、より多くの情報を得るためには、複数の転職エージェントを利用する必要があります。

それぞれの転職エージェントで保有している情報が違いますし、所属するキャリアコンサルタントによっても保有している情報が違います。

複数の転職エージェントに登録することで、そのエージェントが持つ情報と、その転職エージェントに所属するキャリコンサルタントが持つ情報を得られるので、複数の転職エージェントに登録するということは転職活動において大きなメリットがあるのです。

独占案件をより多く閲覧することができる

独占案件は、どの転職エージェントも保有しています。
複数の転職エージェントに登録することで、多くの独占案件を閲覧できるというのはお話しました。

では、独占案件とは、それほど質の高い求人なのでしょうか。

独占案件は、前章でもお話しましたように質の高い求人が揃っています。

その転職エージェントにしかない求人というだけではなく、そのエージェントだから求人を依頼しているという企業からの信頼の証でもあります。

企業から信用されているということは、それだけ質の高い求人を任せられているのです。

大企業の多くは、自社専属の転職エージェントを持っています。

「〇〇転職エージェントだからお願いする」というように、色々な転職エージェントではなく一つの信頼できる転職エージェントに求人を任せるのです。

このように、独占案件の内容は大企業からのものや、優良企業からの求人が多いため、質の良い求人が揃っているのです。

ですので、複数の転職エージェントに登録して独占案件を多く閲覧できるということは、質の高い求人をたくさん見ることができるので、自分の希望に近い、もしくは自分の希望以上の求人に出会える可能性が高くなるのです。

キャリアコンサルタントをやる気にさせることができる

転職エージェントに在籍しているキャリアコンサルタントは、登録者の転職を成功させるために転職活動をサポートしてくれます。

登録者側からすると、転職をサポートしてくれる強い味方となりますが、キャリアコンサルタント側からすると、登録者の転職を成功させて業績を上げたいという部分もあるのです。

ですが、転職に成功してもサポートが不十分であったり不快な思いをさせてしまうと自分の評判を落としてしまいますし、登録者の転職意欲を失くしてしまいます。

ですので、キャリアコンサルタントは登録者の話を親身になって聞いてくれますし、丁寧なサポートを心がけています。

転職エージェント1社に登録するだけでも、エージェントによっては丁寧で親切なサポートをしてくれるところもあります。

しかし、1社だけに登録した場合、他の転職エージェントと比べられることがなく、キャリアコンサルタントは全力でサポートしない場合があります。

ですが、複数の転職エージェントに登録すると、それぞれの転職エージェントのキャリアコンサルタントと比較され、

「自分ではないキャリアコンサルタントが良いと判断されたら、そのエージェントから転職してしまうかもしれない」

と、登録者を別の転職エージェントに取られてしまう可能性があるとキャリアコンサルタントは考えます。

別の転職エージェントから転職成功されると自分の業績にも影響が出ますし、他のキャリアコンサルタントに負けたくないという思いから、キャリアコンサルタントは全力でサポートしてくれるでしょう。

複数の転職エージェントに登録するだけでも、キャリアコンサルタントの本気を引き出せますから、より真剣に登録者と向き合い、密に連絡を取る最良のサポートを受けることができるでしょう。

転職サポートを繰り返し受けられるので手厚くなる

転職エージェントに登録すると、面接対策や履歴書・職務経歴書の添削など様々なサポートを受けることができます。

他にも、転職活動のノウハウをセミナーで開催していたり、それぞれの企業に合わせての対策もしてくれるでしょう。
この中で、繰り返し行ってくれるサービスもあれば、1度しか提供していないサービスもあります。

それは、転職エージェントによって違いますが、1社にのみ登録している場合は、1回しか受けられないサービスは、その1回で終わりですので、もう一度聞きたい、試したいと思っても実行することができません。

ですが、複数の転職サービスに登録しておくことで、1回しか受けることができないサービスも、登録した会社の数だけ受けることができるのです。

また、色々な転職エージェントのサポートを受けることで、偏った考え方にならず、柔軟な対応をすることができます。

複数の転職エージェントを複数掛け持ちで利用するデメリット

転職エージェントを複数掛け持ちすることで得られるメリットはたくさんありました。
では、デメリットとなる部分はないのでしょうか。

転職エージェントに登録してから「こんなはずではなかった…」とならないように、複数かけもちすることで生じるデメリットもしっかり把握して対策を考えましょう。

では、複数の転職エージェントに登録することで生じるデメリットは、どのようなことがあるのでしょうか。

  • 転職エージェントを管理するのが大変
  • 何度も面談するのが面倒
  • どの転職エージェントを信頼すればいいのかわからなくなる
  • 別々の転職エージェントで同じ求人に応募してしまう可能性がある
  • 必要ない情報も流れてくる

ということが挙げられるでしょう。
それでは、今挙げたデメリットを詳しくご説明していきましょう。

転職エージェントを管理するのが大変

複数の転職エージェントに登録すると、それだけ管理が難しくなります。
何の管理かと言うと、圧倒的に大変だと感じるのがスケジュール管理です。

それぞれの転職エージェントでスケジュール管理はしてくれますが、複数の転職エージェントを利用すると、全てのスケジュール管理は自分でしなければならないので大変です。

ですので、あまりに多くの転職エージェントに登録するより、厳選した転職エージェント3~4社に登録する程度の方が、スケジュール管理もでき、大変と感じることも少なくなるでしょう。

たまに、10社以上に登録している人がいますが、登録している転職エージェントが10社ともなるとスケジュール管理ができなくなりますし、最悪の場合ダブルブッキング等も起きかねませんので、あまり多すぎる登録はおすすめできません。

何度も面談するのが面倒

転職エージェントに登録する際に、最初の面談で登録者のスキルやキャリア、希望条件などを話しますが、それだけで面談が終わるわけではありません。

最初の面談に比べて、後の面談は時間はかかりませんが、それでも求人を選んだり、さらに条件を絞り込むなど、最初の面談だけでは終わらないこともあります。

そして、複数の転職エージェントに登録するということは、その作業を全ての転職エージェントで行わなければならないのです。

3社登録しているなら、2時間程度かかる最初の面談を3回は繰り返さなければなりませんし、その後もそれぞれの転職エージェントで面談が必要になる可能性もあります。

ですので、複数の転職エージェントに登録すると何度も面談をすることになりますから、どうしても面談が面倒だと感じる人が出てくるでしょう。

どの転職エージェントを信頼すればいいのかわからなくなる

複数の転職エージェントに登録すると、様々なキャリアコンサルタントに出会えるというメリットはありますが、キャリアコンサルタントによって持っている情報も知識も違うため、どのエージェントを信頼すればよいのかわからなくなることがあります。

エージェントごとに流れてくる情報も違うため、どの情報が正しいのか迷うこともありますし、転職活動に必要な知識も違う場合があります。

最終的には、よく使う転職エージェントと、さほど利用していない転職エージェントが出てくることもあります。

しかし、さほど利用していない転職エージェントの情報も登録を解除しない限りは流れてくるので、あまり利用していない転職エージェントは登録解除しておく方が情報を整理しやすいでしょう。

別々の転職エージェントで同じ求人に応募してしまう可能性がある

複数の転職エージェントを利用すると、その分求人数も多くなるという利点がありますが、非公開求人(独占求人)以外の、一般的に公開されている求人に応募した場合、他の転職エージェントでも応募しているということがあります。

求人をお願いする企業も、1社の転職エージェントだけではなく複数の転職エージェントに依頼している場合がありますので、「この求人いいな」と思う求人は他の転職エージェントでも「いいな」と思って応募している可能性があるのです。

もし、同じ求人に応募して内定をもらった場合は、どの転職エージェントから入社するのかなど問題になる可能性もあります。

ですので、複数の転職エージェントに登録して、一般公開されている求人に応募する場合は、他の転職エージェントと応募がかぶっていないか、企業の社名を教えてもらうようにした方が良いでしょう。

基本的に、求人内容には社名が出ていないことが多いのですが、社名を聞けば教えてくれますし、複数の転職エージェントに登録しているので、応募が重ならないようにしたいと事情を説明すれば、社名を公開していない転職エージェントでも教えてくれるでしょう。

必要ない情報も流れてくる

複数の転職エージェントに登録すると、携帯のメールアドレスを登録することがほとんどです。

これは、転職エージェントからの情報を受け取るために必要なのですが、求人の情報などではなく、不要な情報も流れてくることがあります。

毎日何らかの情報を配信している転職エージェントだと、求人情報以外の情報配信も多いので、その情報をチェックするだけでも大変です。

それが、複数社となると、さらにチェックする内容は増えますし、必要ない情報も内容を確認しなければならないので、情報の整理に苦労することがあります。

また、「どうせまた必要ない情報だろう」と情報チェックを怠けてしまうと、とても重要な情報を見逃したりするので、情報チェックは毎日しなければならなくなります。

複数の転職エージェントに登録すると、ただでさえ多い情報を、必要ない情報か、必要な情報かをきちんとチェックしなければならないのでデメリットと言えるでしょう。

複数の転職エージェントを掛け持ちしていることは伝えるべき?

複数の転職エージェントに登録することで、様々なメリットもればデメリットもあります。
そこで考えるのが「他の転職エージェントに登録していることは伝えた方が良いのか」という点です。

「他の転職エージェントに登録していたらキャリアコンサルタントに良い印象を与えないのではないか」「紹介求人数が減るのではないか」「天秤にかけるようで、罪悪感がある」など、色々考えてしまうでしょう。

では、複数の転職エージェントに登録していることはそれぞれのエージェントに伝えた方が良いのでしょうか。
それとも伝えない方が良いのでしょうか。

転職エージェントに掛け持ちしていることを伝えることで生じるメリットやデメリットをご説明していきましょう。

伝えるメリット

複数の転職エージェントに登録していることは、必ずそれぞれの転職エージェントに伝えるべきだと言われています。

最近では、複数の転職エージェントを利用することは当たり前のようになっていますから、決して失礼ではありませんし、罪悪感を感じることはありません。

では、複数の転職エージェントを利用することでどのようなメリットがあるのか見てみましょう。

  • スケジュール調整がしやすい

複数の転職エージェントに登録することで、生じるデメリットの中に、スケジュール調整が難しいということがありました。

これを回避するためには、それぞれの転職エージェントに「複数の転職エージェントに登録している」ということを伝えておく必要があります。

スケジュール調整がきちんとできなければ、ダブルブッキングなどで日程の再調整が必要になるなど、転職エージェントだけではなく企業にも迷惑がかかりますので、転職エージェント側でも伝えてもらっていた方が良いのです。

また、自分の登録している転職エージェントで、他に面接予定がある場合などは、キャリアコンサルタントに予定表などを見せた方が他の転職エージェントとのスケジュール調整がしやすくなり、全て自分で管理する必要もなくなります。

複数の転職エージェントに登録していると伝えることで、企業とのトラブルをなくし、自分のスケジュール調整もやりやすくなりますから、他の転職エージェントに登録しているということは伝えておきましょう。

  • キャリアコンサルタントが本気になる

キャリアコンサルタントは登録者の転職成功をサポートすることが大前提ですが、仕事ですので実績も関係してきます。
そのため、自分が担当する登録者が他の転職エージェントに登録していると分かれば、自分のところから転職成功してほしいと手厚くサポートしてくれますし、他の転職エージェントに取られたくないという思いから、真剣に登録者と向き合ってくれます。

転職活動において、キャリアコンサルタントの力は大きく、そのキャリアコンサルタントの力を最大限に引き出すことができれば、自分が思っていたより良い条件で転職できる可能性もあります。

伝えるデメリット

では、複数の転職エージェントに登録していることを伝えるとでデメリットは生じないのでしょうか。

伝えることで、メリットだけではなく、どうしてもデメリットも生じます。

デメリットの中でも最大のデメリットとなるのが「キャリアコンサルタントに見捨てられる」ということではないでしょうか。

複数の転職エージェントに登録しているなら、登録者を取られる可能性もあるので、取られるかもしれないのであれば、最初から必死にやるだけ損だと思われるかもしれません。

キャリアコンサルタントも人間ですからそれぞれ性格が違い、他の転職エージェントに取られないように一生懸命サポートしてようと思う人もいれば、そうでない人もいます。

また、キャリアコンサルタントはボランティアで行っているわけではなく、仕事ですのから業績は気にして当然です。

業績を気にするあまり、他の転職エージェントに取られる可能性がある登録者なら手を抜いてサポートした方が楽だという人もいるでしょう。

これ以外に伝えることで生じるデメリットは見捨てるまではなくても「手を抜かれる」ということはあるかもしれませんが、他にはあまり考えられません。

ですが、見捨てられる、手を抜かれるかもしれないというデメリットより、伝えることで生じるメリットの方が大きいですし、伝えないとトラブルを起こす可能性がありますので、複数の転職エージェントに登録していることは、それぞれの転職エージェントに伝えた方が良いでしょう。

そもそも転職エージェントとは

では、転職エージェントのことで色々お話してきましたが、そもそも転職エージェントとはどのような仕組みになっているのか分からない人もいると思います。

そこで、転職エージェントの仕組みについてご説明していきましょう。

転職エージェントとは、求職者と求人先企業とをつなぎ、求職者には求人の斡旋、求人先企業には求職者の斡旋をしています。

求職者は転職エージェントに登録し、自分の履歴書や職務経歴、自分の希望条件などをキャリアコンサルタントに伝えます。

転職エージェントに在籍しているキャリアコンサルタントは、登録者の履歴書や職務経歴、希望条件などを考慮して登録者と求人先企業の双方が有益となるように、登録者にふさわしい求人を紹介してくれます。

求人を紹介してもらった登録者は、その求人に応募するかどうかを決め、応募するとなれば求人先企業との面接になります。

面接で合格すれば採用という形になり、求人先企業に入社することになるのですが、ここで疑問が出てくる人もいるのではないでしょうか。

「転職エージェント側には何のメリットがあるの?」と思いませんか?
転職エージェントには、どのように利益が出ているのでしょうか。

実は、登録者が自社の転職エージェントを通して転職に成功すると、その登録者の年収の30~35%を紹介手数料として企業から報酬を得ています。

つまり、年収500万円で登録者がAという転職エージェントを通して転職に成功したとすると、その30~35%ですので、約150万円が転職エージェントの報酬となるのです。

たった一人の転職成功者で、これだけの利益を上げることができますので、転職エージェントが登録者をなんとか転職成功させたいと思うのも当然ですし、年収交渉も実績に繋がるわけですから、快く引き受けてくれるでしょう。

ですが、これだけの高利益がまかり通ってしまうことにびっくりする人もいるでしょう。

しかし、求人広告を出したり、多くの転職サイトに求人を掲載すると、1週間で数十万円という金額がかかり、広告を出せば出すほど金額は上乗せされます。

人材を確保するためには莫大なお金が必要ですが、広告を出したり転職サイトに求人を掲載するより、転職エージェントを利用して成功報酬を支払う方が企業にとっても人材確保のための経費を抑えることができるのです。

下記記事ではさらに詳しく転職エージェントについて解説しておりますので、気になる方はチェックしてみてください。

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転職エージェントの役割

転職エージェントの仕組みはご理解いただけたと思いますので、次は転職エージェントの役割についてご説明していきましょう。

転職エージェントの役割は色々ありますが、どの転職エージェントでも行っている、主な役割についてご説明したいと思います。

転職エージェントには転職活動をサポートしてくれるキャリアコンサルタントがいますので、今からお話するほとんどのことをキャリアコンサルタントが行ってくれます。

  • 登録者と面談して条件やスキル・キャリアなどを確認して求人を紹介する
  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • スケジュール管理
  • 面接対策
  • 年収や待遇の交渉

が基本的な役割となります。
では、それぞれの役割を詳しく解説していきましょう。

登録者と面談して条件やスキル・キャリアなどを確認して求人を紹介する

転職エージェントに登録すると、最初に行われるのがキャリアコンサルタントとの面談です。

登録者の履歴書や職務経歴書、スキルなどを確認して、希望条件などを確認し、その条件や登録者に合った求人を紹介してくれます。

企業側が欲しいと思う人材と、登録者の希望条件、キャリア、スキルなどがマッチした求人を紹介してくれますので、転職成功率も高くなるのが転職エージェントを利用する利点です。

履歴書・職務経歴書の添削

転職エージェントの役目として、よく知られているのが履歴書や職務経歴書の添削です。

この作業をすることで、キャリアの棚卸しができ、登録者の強みやキャリアを整理することができます。

履歴書や職務経歴書に書く自己PRも変わってきますし、志望動機にも深みが出ます。

また、キャリアコンサルタントは、それぞれの企業情報に詳しいため、企業に合わせた履歴書や職務経歴書を作成できますから、書類審査通過の確率も上がります。

職務経歴書の添削に強い転職エージェントを下記記事にて紹介しておりますので、気になる方はチェックしてみてください。

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スケジュール管理

求人を見て応募する企業が決まれば面接日を調整して面接となります。

自分一人で転職活動をする場合、企業との日程調整は全て自分で行わなければなりませんが、転職エージェントに登録すると日程調整や面接のスケジュール管理はキャリアコンサルタントが行ってくれます。

スケジュール管理をしてくれるだけでも転職活動が楽になりますし、キャリアコンサルタントは先を見越してスケジュール管理をしてくれます。

ですので、第1希望の企業の1次面接が終わったところなのに、第2希望の企業から内定通知が来てしまったということがないように、スケジュール管理をして登録者が行きたい企業に行けるように調整してくれます。

面接対策

転職エージェントに登録することで、最も有利となるのが「面接対策」です。

面接に臨む前は企業情報などを見て企業を研究しますが、自分一人で転職活動をする中で企業情報を得るには限界があります。

一般的な情報しか得られないのに対し、キャリアコンサルタントは一般的には知られていない企業情報なども保有しているため、企業がどのような人材が欲しいかなども熟知しています。

ですので、面接対策も、その企業向けということで、それぞれの企業向けに行ってくれますから転職成功の確率が上がるのです。

年収や待遇の交渉

年収や待遇の交渉は求職者から企業に直接するのは難しいものです。
また、「年収交渉や待遇交渉をすると印象が悪くなるのではないか」と、交渉をしない人もいます。

ですが、転職エージェントの場合は、登録者の希望する年収や待遇に近づけるよう、企業と交渉をしてくれますので、年収アップや待遇面でも満足する結果が得られるでしょう。

転職エージェントの選び方

転職エージェントの仕組みや役割が分かったけれど、実際にどのように転職エージェントを選べば良いのかわからないという人もいるでしょう。

転職エージェントには大きく分けて2つの種類があります。

様々な職種や業種の求人を扱う「総合型転職エージェント」と、ある業種や職種に特化した「特化型転職エージェント」があります。

基本的には、今後の自分のビジョンと合わせて転職エージェントを選ぶのですが、まだビジョンが決まっていないという人もいます。

ですので、総合型転職エージェントと特化型転職エージェントの特徴を参考にして転職エージェントを選びましょう。

詳しい転職エージェントの選び方については下記記事で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。

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総合型転職エージェントを選ぶ

業界でも大手の転職エージェントは総合型の転職エージェントとなります。
様々な企業との取引があるため、業種も職種も様々な求人を取り扱っています。

総合型の転職エージェントの特徴は、

  • 求人数が多く、業種・職種も豊富なので、条件のよい案件に出会える可能性が高い
  • 今後のことが決まっていない人でも総合型の転職エージェントに登録しておけば、今後のことが決まった後でも対応できるので、異業種への転職も可能
  • ある業種や職種に特化しているわけではなく、オールマイティーな転職エージェントなので、業界や職種の専門的な知識に乏しい傾向がある
  • 大手転職エージェントが多いので、大企業や優良企業への転職も可能

このようなことが特徴として挙げられます。
つまり、総合型を選ぶ時は、今後のビジョンが決まっていない、異業種へ転職したい、大企業や優良企業へ転職したい、色々な求人を見てみたいという人に向いているでしょう。

特化型転職エージェントを選ぶ

次に、特化型の転職エージェントの特徴ですが、特化型は先ほどご説明したように、ある業種や職種に特化している専門的な転職エージェントです。

IT業界に特化した転職エージェントや、アパレル業界、医療業界、経理専門、事務専門、営業専門、第二新に特化、女性に特化など様々な特化型転職エージェントがあります。

では、特化型転職エージェントの詳しい特徴を見ていきましょう。

  • 業界や職種に特化しているため、キャリアコンサルタントの知識や経験が豊富
  • それぞれの業界に特化した面接対策をしてくれるので、業界や職種によってバラエティに富んだ面接があっても対応できる
  • 求人数は総合型転職エージェントに比べると圧倒的に少なく、総合型転職エージェントで最多の求人数を誇るリクルートエージェントは総求人数15万件以上に対し、特化型の転職エージェントは1~2万件あれば多い方
  • 大企業や優良企業からの求人は少なく、中小企業やベンチャー企業の求人が多い

このようなことが特徴で挙げられます。内容を整理して、特化型転職エージェントが向いている人はどのような人かと言うと、

今後のビジョンがあり、なりたい職種は業種が決まっている人、その職種や業種の知識を増やし転職成功させたい人、求人数が少なく、大企業や優良企業に転職できなくても、その業界や職種で頑張っていきたいという人に向いています。

特に、自分がなりたい職種や業種が決まっている人は特化型転職エージェントに登録する方が良いでしょう。

おすすめの転職エージェント

では最後に、総合型・特化型全ての転職エージェントの中から、どんな転職エージェントがおすすめなのかご紹介しておきたいと思います。

また、当サイトでは1000人以上の口コミを分析し、本当におすすめの転職エージェントを調査いたしました。

下記記事にて、おすすめの転職エージェントを紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。

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2017.06.19

DODA

DODAは、業界でも特に人気の高い転職エージェントで、人気だけではなく、業績や求人数は業界第2位を誇る大手総合型転職エージェントです。
業績は文句なく高く、求人数は非公開求人(独占案件)を合わせると11万件を超えています。

さらに、求人の8割が非公開求人と言われていますので、DODAにしかない求人がたくさんあり、大企業や優良企業の求人も保有しており、求人の質も高くなっています。

また、DODAのキャリアコンサルタントの質も良く、業績を気にして決断を急かせるキャリアコンサルタントもいますが、登録者のペースに合わせて転職活動をサポートしてくれますし、初心者でも親切・丁寧にアドバイスしてくれます。

パソナキャリア

パソナキャリアは業績では業界第4位、求人数は非公開求人を入れても約3万件と決して多い求人数ではありませんが、求人の質も良く大企業や優良企業の求人を保有している総合型の転職エージェントです。

パソナキャリアの最大の特徴は、未経験業種や未経験職種にチャレンジできる「未経験OK」の求人を多く保有していることと、何と言ってもキャリアコンサルタントの質の高さです。

転職エージェントを初めて利用する人が多いため、対応も丁寧ですし、親身になって真剣に登録者の話を聞いてくれます。

もちろん、登録者のペースに合わせて転職活動をサポートしてくれますし、そのサポート力は業界1と言われており、他の転職エージェントに比べると一つ飛びぬけた存在です。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは業績、求人数共に業界第1位の総合型大手転職エージェントです。

業績は業界第1位で転職成功実績は最多ですし、求人数も業界第1位で非公開求人数を合わせると15万件以上と言われています。

ただし、リクルートエージェントでは3ヵ月を目安にして転職活動のサポートを行っているため、早く転職したいという人には向いていますが、ゆっくり自分のペースで転職したいという人には向いていません。

ですが、大企業とのつながりも多く、求人数も多いので、大企業や優良企業へ転職したい、とにかく求人数が多いところで、自分が求める条件の求人を見つけたいという人には向いているでしょう。

キャリアコンサルタントの質も良いのですが、3ヵ月を目安にしているため、決断しなければならないところで急かされることがあるかもしれません。

しかし、知識、経験共に豊富ですので転職のサポート力は高いと言えるでしょう。

まとめ

転職エージェントを複数掛け持ちで利用するべきかという点についてご説明してきましたが、いかがでしたか?

昔は、複数の転職エージェントを掛け持ちしていることをエージェント側に知られると、あまり良い顔をされませんでしたが、最近では掛け持ちは当たり前という認識になっていますので、転職エージェント側も対応の仕方は心得ています。

複数の転職エージェントを掛け持ちすることは、求職者にとってメリットとなることが多いので当然ですし、それだけ転職に成功したいということも伝わります。

ですので、必ず転職エージェントを掛け持ちしているということは伝え、掛け持ちすることで生じるデメリットも把握して、対処できるようにしておきましょう。

※記事の内容は、執筆時点での最新の情報となり、サービス内容・利用料金等を保証するものではありません。この記事の情報を基に行動する利用者の判断について、当社は一切の責任を負いかねます。サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、しかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。

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