外交官の仕事|種類や内容を知って理想のキャリアを手に入れよう

「外交官とはどんな人がなるのだろう?」「外交官ならやりがいがある仕事ができるかな?」このような疑問を持つ人たちのために、外交官の仕事についてまとめます。外交官とは外務省の国家公務員であり、その職務は日本国民を守る重要なものです。それでは本文をご覧ください。

外交官の仕事の内容・業務

外交官の業務はグローバル化社会における国家間の交渉において、外交の専門家として先頭に立ち、調整することと言えるでしょう。また、外交官は国家間の調整のため、各国の大使館や総領事館に勤務します。外交官は派遣先の外国において、日本政府を代表する立場として業務を行う非常に重要な仕事です。

外交官は、基本的に外国との関係をより良いものとするための活動と、国外における日本国民の生活を守る活動を行います。外交官の目的は国際社会において日本の安全や発展を目指し、日本国民の生命や財産を国外の脅威から守ることです。

また、グローバル社会においては日本だけでなく、他国とその国民の幸せを追い求めることも外交官の仕事と言えるでしょう。

外交官の業務内容は以下の3点でまとめることが出来ます。

  • 日本を代表して意思の表明をはじめ、交渉や条約の締結を行う
  • 派遣された国やその近隣国の情報を日本に報告する
  • 日本と派遣された国の関係を維持・発展を目指す

外交官と聞いてイメージする業務としては、外交政策について企画・立案することやそれに基づく外交政策の実施となるでしょう。国際・国家間の通商において自国の利益を保護するため意見を表明したり、各国との条約や国際協定を締結したりといわゆる「外交」が第一の業務です。

派遣された国やその近隣国の情報を日本に報告することは、国としての方針を決める上でも重要ですが、外国へ行く日本人に正確な情報を伝えるためにも重要です。

例えば、海外旅行に行く際にチェックするかも知れない情報として「海外安全ホームページ」があります。海外安全ホームページには、渡航先となる国に派遣されている外交官が集めた治安や現地の災害情報などが反映されているのです。

また、日本国民が外国で事件や事故に巻き込まれた時に対応するのも、外交官の業務となります。日本人の安否確認やそのご家族に連絡などです。この日本人が巻き込まれた事件や事故の内容によっては、現地となる外国の政府などと交渉もします。

現地における不測の事態から日本人の命と財産を守るために、外交官には迅速な情報の収集と分析が必要となります。

日本と派遣先の国との関係を維持・発展に務めることも外交官の重要な業務です。関係を発展させるための経済協力や文化交流をはじめとして、両国の関係を維持するためにも旅券やビザの発行、登録証明などの事務処理も厳正に行っています。

外交官の1日の仕事の流れ

外交官は国外で働いていても国家公務員であるため、しっかりと基本的な勤務時間が決まっており、外交官の1日の勤務時間は7時間45分です。ただし、担当する仕事によってはその限りではありません。特に外交官は派遣先国の文化の違いや、日本との時差の関係で仕事がズレ込むことがあります。

外交官の1日の基本スケジュール例は以下の通りです。要人と交渉したり、現地を視察したりは相手の都合もあるため、固定されたスケジュールとはなりません。

  • 8:30: 出勤(派遣先国の文化によって変動)
  • 8:30~ ミーティングなど
  • 10:00~ 現地の情報収集や分析
  • 12:00~ 昼食(派遣先国の文化によって変動)
  • 13:00~ 現地の視察や要人と交渉
  • 17:15:業務終了、退庁

ただし、外交官は本来忙しい仕事であり基本的なスケジュールでは行動できないことも多いです。また、朝の勤務開始時間や昼食などは派遣先の国における文化にあわせるため、外交官ごとに大きく異なった勤務ペースとなります。

また、外交官は現地でのパーティーも仕事のひとつです。日本ではパーティーは珍しいですが、要人のパーティーが文化と根付いている国で断るなどありえません。また、人脈形成などにも意味があるため、外交官としてはパーティーに参加して交流を深めることは必須です。

さらに、派遣された現地で有事となった場合、例えば自然災害や暴動、テロなどが起きた時には外交官は情報収集と分析、日本への報告が必要です。緊急事態には外交官は徹夜仕事となることも当たり前となります。

外交官の仕事の種類

世界各国には現在200を超えて日本の大使館や在外公館、総領事館が存在しており、外交官とはこれら世界各国の大使館や在外公館で勤務する公務員です。そもそも外交官とは外交使節団の長、あるいは使節団の職員を指し外交職員の総称となります。

これら大使館や在外公館に勤務する外交官の立場や種類にはいくつかあります。もっとも、本来外交官の正式な官名・職名は外務事務官であり、国内勤務に戻れば、例えば「大使」などとは呼ばれなくなります。

特命全権大使

外交使節団における最上級の階級にあたります。主に派遣先の国の首都に置かれる大使館の長を務める存在です。

特命全権公使

公使館は現在存在しないため、公使は各国の大使館における特命全権大使に次ぐ階級と職務を務めます。

領事官

領事事務を行う職員です。階級と職務により総領事・領事・副領事・領事官補 の種類があります。

参事官

大使館にて事務を行う外交官です。担当する事務種別によって総務参事官・総括参事官・政務参事官と通称されます。

書記官

外交事務を行う外交官です。一等書記官、二等書記官、三等書記官がいます。また、研修中の外交官補も含まれます。

理事官

外交領事事務を行う外交官です。現在は三等理事官以外ほぼ存在しません。

防衛駐在官

防衛に関する事務を行います。外交官であると同時に、全員が幹部自衛官として出向している職員です。

医務官

医務関連の事務を行う外交官です。現地の外交官とその家族の健康に関する事務を行います。

在外公館警備対策官

警備に関する事務を行う外交官です。自衛官や警察官らが出向しているケースもあります。実際には警備の企画立案が主です。

外交官の仕事のやりがい

外交官はあらゆる職業の中でも日本を背負い外国と交渉するという稀有な経験のできる珍しい職業と言えるでしょう。

グローバル化社会の中において、日本の国益を守り、日本国民の生命と財産を守る仕事は極めて責任の重いものであり、ただ自身の暮らしのために働くこととは一線を画す充実感を得られます。

日本を代表し各国の要人や代表と外交するため汗水流すことは、外交官に許された醍醐味とも言えるでしょう。日本を守るという強いモチベーションが外交官の激務を支えます。

毎日が日本と国民を守る戦いの日々であり、外交官の力量に向けられる期待は大きいものです。日本を代表する顔役という責任のある立場とともに、挑戦しがいのある仕事の日々は、他の仕事では決して味わえないやりがいがあります。

国際社会の中で、日本や国民の安全に貢献したいという強い信念がある人こそ、外交官に向いていると言えるでしょう。

外交官の仕事の辛い部分

外交官とは決して楽な仕事ではなく、辛い仕事と言う人も多いです。以下の5点は外交官として働くにあたって、辛い要素となりえる部分です。

  • スキル習得を常に要求されること
  • 人柄や態度も気を抜けないこと
  • 海外生活を送ることによる負担
  • 派遣先の国・地域の治安の乱れ
  • 責任ある立場からのプレッシャー

外交官に要求される語学スキルや文化への理解の水準は高いにも関わらず、常に当たり前にこなせることが求められます。日常的に外交官は学習し続けることが必要となるでしょう。

ただ能力の高さを要求されるだけではなく、外交官は人柄や態度といった外国の要人や代表を相手とする際に重要となる要素にも常に気を使わなければなりません。外交官として職務を全うするためには地道で繊細な努力が必要と言えるでしょう。

また、外交官は国外勤務が主となります。そのため生活にかかる負担は大きなものとなり、少なくとも日本を長期間離れて暮らせる人でなければ外交官としてやって行くことはできません。

さらに、配属先となる国や地域によっては治安が乱れていることも考えられます。そのため日本国内で暮らしたり仕事をしたりとは違った不安が、その生活にはついて回ることとなります。

外交官は責任の重い立場であり、その比重は他の仕事の比ではありません。そのため責任ある立場によるプレッシャーと向き合い、外交官として各国と日本の関係を良くするためにモチベーションへ変えていける強さが必要となります。

外交官の仕事をするには

外交官の仕事をするためには公務員採用試験を受験し、外務省職員に採用されなければなりません。それ以外に特別に必要となる資格はありませんが、外交官となれる人間は少ないのが現実です。

外交官となるために受験しなければならない試験としては、まず国家公務員採用総合試験が考えられます。国家公務員採用総合試験の院卒者試験/大卒程度試験を受験しますが、学歴自体は関係なく21歳以上30歳未満までという年齢制限があります。旧国家1種試験の合格が必要と考えても良いです。

国家公務員採用総合試験の時点で1割から1割5分程度合格していれば良い方です。さらに、外交官を目指す場合にはここから外務省を官庁訪問し、採用面接を受けなければなりません。成績次第では採用面接も受けられない可能性もあります。

上記の国家試験は外交官でも幹部候補となる職員を採用するものですが、外交官の採用にはもう1つ採用試験が用意されています。

外務省専門職員採用試験と言う21歳以上30歳未満を対象に、短大卒や高専卒見込みを対象とする試験です。主に中堅専門職員となり、専門分野を活かしていくこととなる外交官を採用します。

国家公務員採用総合試験は国家試験の中でもトップクラスの難易度を誇り、外務専門職員の合格率も1割を切ります。そのため外交官は狭き門と言えるでしょう。

また試験を突破しても外務省に外交官として採用されなければ意味が無いため、外交官に向いた適性をアピールすることも必要です。

外交官が外国と交渉する際には相手の国と良好な関係を維持すること、および日本を守ることが前提となります。そのため外交官には一般的な教養や語学力以外にも多くの適性が求められます。

外交官は高い語学スキルや文化への理解以外にも、誠実さや視野の広さ、高い社交性をはじめ、さらには冷静沈着であることや協調性、忍耐強さといった人間性が重視されます。加えて、外交官には不測の事態に対する対応力や固定観念に囚われない柔軟な発想も必要です。

外交官として国外で働く場合には文化・生活の習慣や気候などの生活環境そのものが違うことから体力面・精神面ともにタフであることが必要でしょう。

さらに外交官は常に向上心を持って、意欲的に新しい知識や語学・文化の習得が必要となります。もちろん、日本を長期間離れて生活しても問題ないことが外交官として働く大前提です。

外交官の適性は上で述べたように多岐にわたります。準備を始めるのであれば早い方が良いでしょう。また、やはり高い語学スキルは外交官の基本です。語学に関しては採用の場でも仕事の場でも習熟が求められるでしょう。

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外交官の仕事の主な就職先

外交官は日本の国家公務員であるという立場はどこで働いていても変わりありません。外交官はその仕事の性質上、活躍する場所は世界各国の様々な地域となります。なぜならば外交官が必要とされる場所が世界139カ国、200を超える在外公館という形で存在するからです。

実際に外交官として就職、すなわち外務省に外交官として採用・入省した後は、まず実務研修と語学研修を受けることとなります。2年目以降は世界各国に在外研修という形で日本のお金により大学・大学院へと留学することが多いです。その後は大使館をはじめとした各国の配属先に5年から6年勤務することになります。

外交官は5年から6年の外国勤務の後、東京の外務省・本省にて勤務します。その後に各国の大使館などへ再び配属となり、このように国外勤務と国内勤務とを繰り返すのが外交官の職務です。そして、外交官にとっては世界中の国や地域が勤務先の候補となるということでもあります。

また、外交官は特に様々な分野と関わっている仕事のため、他の省庁や国連のような国際機関へと出向することも多いのが特徴です。外交官が活躍する場所は国内外を問わず、多岐にわたると言えるでしょう。

外交官の仕事はとても魅力的

外交官は魅力的でやりがいのある仕事です。外交において日本を代表する顔となる立場から辛いこともありますが、それ以上の充実感を得ている外交官も多いでしょう。

実際、日本の国益と国民を守ることは、やり遂げたときには他の仕事では味わえない達成感を得られるはずです。なによりも自身が日本と国民に対して、貢献し責任を果たしているという充足感は日々の職務を支える強いモチベーションになるでしょう。

ただし外交官になるには狭き門を突破しなければなりません。国家公務員採用総合試験であれ、外務省専門職員採用試験であれ、合格率は非常に厳しいです。さらにそこから外務省に採用されなければなりません。

外交官は求められるものが多く日々スキルアップが必要です。それを踏まえて外交官を志すなら、早い段階から準備をするのが良いでしょう。

本文中では触れませんでしたが、その責任ある立場から外交官のお給料は公務員のトップクラスに良いです。外交官は責任とやりがいのある仕事であるともに、その仕事に対してきちんと評価されていると言えるでしょう。

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