オワハラの意味や就活生必見の対策・対応、対処法|恐怖のオワハラ事例も

 皆さんは「オワハラ」という言葉をご存知ですか?セクハラ、パワハラ、マタハラ…。そしてオワハラ。何やら就活生の身によくあるハラスメントなんだとか。今回はオワハラについて、意味や就活生必見の対策、対応、対処法を伝授!過去にあった恐ろしいオワハラの事例も交えてご紹介いたします。

オワハラの意味

どうしてこんなに時代が変わると共にハラスメントが増えていくのか…。嫌な世の中です。今回ご紹介するオワハラの意味は以下

「就職活動終われハラスメント」を略した造語内定や内々定を出すことと引き換えに、企業学生に就職活動の終了を求めて圧力をかける行為

出典:https://kotobank.jp/word/%E3%82%AA%E3%83%AF%E3%83%8F%E3%83%A9-1713262#E7.9F.A5.E6.81.B5.E8.94.B5mini

なんと!就活にもこんな闇があったのです。なぜ圧力をかけるのか…。オワハラが世に出始めたのは2015年、文部科学省が行った調査からでした。

この時にオワハラ、つまり圧力をかけて就活生の就活を修了させる手口が見られるようになり、それは年々、以前にもまして増えているのです。

また就活をした人の約1割はオワハラを経験したと答えています。「他の内定、就職諦めればうちが内定出すけど」と言われるのが主流です。

会社側がそんなつもりではなくても就活生側が「恐喝されている、強要されている」と感じた時点でそれはオワハラになります。

「オワハラ」という言葉が広まった動画

まずは皆さんにこちらをご覧いただきたいと思います。これはNPO法人DSSが投稿しているオワハラをよく知る事が出来る動画です。

動画の男性は衆議院議員の小林史明さんという方で以前に会社で人事の採用を担当していた経歴を持ちます。

この動画も影響してオワハラという言葉がじわじわと浸透しつつあります。今すぐに動画が観れない!という方は以下にこの動画の内容を簡潔にまとめておきます。

  • 就職活動の終了を明言しないと内定をもらえないという不安を煽る言動の例
  • 就職活動の終了を言葉や書類で提出することを要求して他者への面接、内々定を断る事に対して精神的圧迫をかける発言の例
  • 選考の期間、時間、選考の頻度を長期に設ける事で、他社への面接などの選考を受けさせない例
  • 就活生との関係を深めるようなフリをして他社の面接や内定を断らせる例

例えば他社の面接の日や選考日に合わせて「研修」「最終面接」などと言って就活生を拘束するやり方もあります。まだまだオワハラは増えていくと考えられますからこの動画を観て参考にしてください。

なぜオワハラをする会社が増えているのか

ここではオワハラをする会社の理由についてご説明いたします。

  • 優秀な人材を何が何でも手にいれたい
  • 内定は辞退も出来、法的拘束力もないから
  • 人材の不足

などが挙げられます。どの会社でも優秀な人材は手にいれたいもの。それでも今は内定=絶対というものではなくなってきて、どんなに「内定お願いします!」と言っていても他の企業が良くなる事だってあるわけです。

内定には法的拘束力もないですから余計に企業は不安なのです。そうは言っても暴走しすぎですが。そして現代では人が集まる職業も限られてきています。

そこにはパワハラ、セクハラ、給与、労働時間など色々な問題が絡んできますがそうなると人材の不足も頻繁で、だからこそせっかく面接に来たあなたを手放したくないのです。

オワハラの特徴

そうは言っても出来ればオワハラ会社には出会いたくない…。という事で、次はもっと詳しくオワハラについて知って行きましょう。まずはオワハラの特徴を3つどうぞ!

拘束時間が異常に長い

例えば研修と面接を合同でしたりと拘束時間が異常に長いのが特徴です。他にも動画内では「今日で面接3日目です」と就活生役が答えていたように毎日毎日面接と称して呼び出される事もあります。

親睦会などを開いて仲良くなろうとする

また親睦会などを開いて仲良くなろうとするのも特徴で、やたらと親しく「うちの会社は皆仲が良いからあなたもさぁ!」と誘ってくるわけです。

そして「会社の仲間としてじゃなくてあなたの親友として言うけど他の就職や内定なんてやめちゃえやめちゃえ!」とやたらと親密さを高めてこようとします。これも一種の妨害行為です。

そしてこの親睦会には別の意味があって「ここまで恩を売ったのだから手のひらを返すなよ」という意味も含まれています。日本人は恩を感じたら返さずにはいられない人が多いですから。

内定をエサにする

「他の企業に今電話して断ってくれたら内定あげるよ!今、内定枠あいてるから」と内定をエサにしてくるのも特徴。

「本当は君に内定を出したいんだけど…。社長が他にも保険かけてる人はちょっとって…。」なども内定をエサにしています。

オワハラの3大事例

 

次は上の情報もふまえて、オワハラの3大事例をおさらいとして活用してください。

1.他社を受けている場合、面接の場で他社に電話をし全部断ってほしいと言われる

「今断ってよ!そしたら内定あげるからさ、ほら電話して」というように強要してくるケースです。これは恐喝と感じる圧力感です。これは罪に問われるのでは?と思ったあなた!正解か否かはもっと読み進めると判明します。

2.内定承諾を迫られる

「内定ね!じゃ、承諾書を書いて」と半ば強引に内定を承諾させるケースです。この書類には強要ではなく自分の意志で承諾しましたというニュアンスの項目がある確率がとても高いです。

要するにそれで承諾してしまえばのちのちこちら側は何も言えなくなるという風に考えています。「内定を承諾したら辞退出来ない?」についても改めてご説明いたします。

3.選考期間が長期間に渡り、他社の選考を受けにくくしてる

「うちは人材をよく見てから決めるから」と終日面接や他社の選考日に研修と称して来させるなど、他社の選考を受けにくくするのも特徴です。

もちろん中には技術職などしっかりと就活生のやる気、スキルを見る為に選考期間が長い会社も存在しますがそもそも他社の選考日に予定を入れさせたりはしません。これは明らかに妨害しようとしているのが丸わかりです。

オワハラ3大事例に対する対応・対策、対処法

次はオワハラ3大事例への対応、対策、対処法3つです。

1.基本的には自分が納得するまで就職活動終了はしない事

はっきり言って「内定」という言葉はエサに過ぎず、その気になって他の内定を断ったのに「やっぱり方向性が」と内定取り消しという例も実際あります。

それにその発言をしたのが人事の採用担当だとしても最終的に決定を下すのは社長や幹部の方も含まれて来ます。その人一人で採用できる力があるとは思えません。

ですから基本的には断るのが賢明です。そして本当にここで良いのか、他は断って良いのかをネットの情報などを吟味して対応していく必要があります。

2.嘘をついて内定承諾した後も就職活動する人もいる

そうは言っても個室で内定承諾させられたら断れないよ!という人も中にはいるでしょう。そこで色々な経験者の情報を集めたところ「内定承諾はしたけど、他にも就職活動してるよ」という猛者がいました。

きっと電話で断らされたのはダミーで本当に就職したいと思っている会社は隠していたのでしょうか。どちらにせよ内定承諾はしたけど隠れて就職活動は自由にする!という人もいました。

そもそも就職活動は就活生が自由に行えるものであって、オワハラのような拘束は法律的にも認められていませんからそんなにおびえて「内定承諾しちゃった…。」とならなくても良いのです。

3.予定がある場合は事前に断る、日時変更を申し出る

もし、「〇日は研修だから」と言われたら事前に断ったり日時変更を申し出ましょう。それで「それじゃ内定は出せない」「残念だな、この日に出れば内定出すのに」と言われたらもう内定=エサです。

本当にあなたのスキルややる気を見たくて予定を入れて来る場合は日時変更にも柔軟に対応してくれるでしょうしそこで「内定が」なんて名残惜しい事は言いません。

法律に触れるオワハラ事例

そもそも、オワハラ自体どう考えても法律を無視した横暴な行為です。以下でご紹介しますがオワハラは脅迫罪・強姦罪にあたる事例が山ほどあります。

ここではオワハラで暴行罪にあたる事例をご紹介いたします。

他社に断りの電話を入れるのを断ったらコップのお茶をかけられた

よくドラマで「あんた最低!」と女性が男性に水をかけるシーンがあります。あれが実際に面接のシーンなどで行われている事があります。

筆者もかつて就職活動をしていましたが、友人は某大手証券会社の内定を辞退したとき、胸ぐらをつかまれてスーツにコーヒーをかけられ、クリーニング代として1万円を渡されたそうです。

そもそも暴行罪の定義は暴力以外にも以下

  • 水やお湯をかける
  • 服を引っ張る
  • 唾をかける
  • 光や音、熱などを他人に過度に向ける

なども暴行罪にあたります。ですから水をかけるのは立派な暴行罪ですし「内定承諾してよ!」と服を引っ張るのも暴行罪、ライトを就活生に向け続けるのも暴行罪なのです。

そう考えればオワハラで暴行罪もすぐに成立してしまう程、危険なものなのだとご理解いただけたかと思います。

脅迫罪にあたるオワハラ事例

お次は脅迫罪にあたるオワハラ事例です。ここで脅迫罪の定義をまとめておきましょう。

  • 殺害や人体に危害を加えると脅す
  • 抽象的発言であっても危害を加えると感じられる発言

などです。例えばあからさまに脅しているわけではないけど、よく考えてみると自分に危害が加えられると感じる言動も脅迫罪にあたるのです。

内定辞退したら損害賠償の請求を要求すると言われた場合

「もし内定を辞退したら損害賠償だよ」というように損害賠償を請求するというように言われた場合はこちらが負担を背負う、危害が加わる可能性もあるので脅迫罪です。まさに脅しです。

この事例については実は実際にニュースになった事例があり2つご紹介いたします。

2015年卒では、とある流通企業で内定辞退学生に対して、損害賠償する事件が発生しました。

https://www.j-cast.com/kaisha/2015/07/27241037.html?p=all

1つ目の事例は、この会社が就活生に内定を言い渡したのが2月、就活生が辞退したのが3月の事です。ちなみに法律的には入社日の2週間前に辞退したいと通知すれば取り消しは可能です。

ですがこのニュースによると会社側は内定を辞退した就活生に損害賠償を請求しました。価格は5万円で「借り上げ社宅のアパート代」だそうです。

そして2つ目は4年次の6月に採用内定を受けた学生がオワハラ、厳しい研修指導に耐えかねて3月31日に内定辞退を申し入れて会社に対して留学費用、慰謝料等の損害賠償を請求しました。

ですが逆に会社側が信頼を裏切ったという事で採用費用の118万円を請求したというものでした。

【裁判所の意見】

この件に関して裁判所は内定辞退の申し入れが入社日直前にずれ込んだことはいけないとは思うが研修時点の指導者の事もあり、この就活生が損害賠償を責任を負わなくても良いし、会社側も損害賠償責任を負わなくて良い。と判断しました。

ですがこれは例外で、基本的に企業側は損害賠償を請求できる立場、状況になっても請求する事は滅多にありません。なぜなら企業のイメージダウンに繋がるからです。

話は戻りまして今回は「内定を辞退したら損害賠償を請求」です。まだ内定がはっきり決まったわけでも何かこちらが負担してもらったわけでもないのにそのように請求してくるのは脅しだと思われます。これは脅迫罪にあたります。

このニュースの就活生2人は企業が忙しくなる時期にいきなり辞退を申し出た事が大きな原因の1つだとされます。なので辞退をするにも早めに決定を下さないといけません。

内定辞退したら他企業にも知らせる

「うちの内定を辞退したら関連会社や他の企業にも知らせるからね」という感じです。この知らせるというのが厄介で、悪評が大半を占めます。

他にも「君が他にも受けている企業は関連会社だからね…。まぁ君の評判は筒抜けだよ…。」というような発言もアウト!

強要罪にあたるオワハラ事例

お次は強姦罪にあたるオワハラの事例です。強姦罪の定義は以下

  • 男性から女性 という形式で成り立つ罪
  • 女性を殴ったり身動きが出来ないように押さえつける
  • 相手を暴行、脅迫すること

例えば「内定を辞退したらどうなるかわかってんだろうな!?」など脅迫をするのも強姦罪です。要するにそうする義務もないのに暴力や脅迫で従わせるのは強姦罪にあたるという事です。

内定辞退で土下座を要求された

例えば「土下座しろ」と言われて素直に応じたら強姦罪にはなりませんが、「土下座しないとどうなると思う?」などと土下座を脅迫して要求した場合は強姦罪にあたります。上に書いたように内定辞退で謝罪は必要でも土下座はどう考えても義務にはあたりません。

他社の内定を辞退させられた挙句、内定もなかった

他社の内定を「電話しろ、断れ」と言われて辞退させられたのに内定はなし。ひどい話です。強い語気で煽る事自体が強姦罪にあたるとされていますから完全アウトです。

それに内定を出すよと言ったのに内定はなかったのは嘘ですよね。嘘は害がなければ無罪ですがこのように他の内定も取り消されてしまった状態では罪になる可能性も高いです。

オワハラは電話でも行われることもある

オワハラは面接会場、会社内だけではありません。なんと電話でもあるという驚愕の事実が!

  • 何度も電話してきて「他の内定を断ったら…。」などを言ってくる
  • 「親睦会やるから来てよ!君も、もうすぐ仲間だし」のような電話
  • 辞退したらどうなるかわかってんだろうなというような脅しの電話

など、どこにいてもいつまでも執拗に嫌がらせをして来ることもあります。

オワハラを無視する事も可能

オワハラ、悩んでしまいます。信用してみるべきなのか、それとも?それに電話までされたらもう迷惑極まりないです。ならどうしたら?無視です。

もちろんあなたという優れた人材がどうしても欲しくて!という気持ちはあるのでしょう。ですがオワハラをしてまで執拗に確保してこようとする人材と一緒に働けますか?

まだ内定承諾をしていない段階ならまだまだ他の会社の面接も受けてあなたが輝ける職場に内定をもらえるように頑張りましょう。

内定を無視して辞退したら訴えられる?

例えば相手が「内定ね」「内定で良いよね」と言われたが勢いに押されただけであって内定をもらう気はない!ということで無視をしたらどうなるかという事です。

上の損害賠償事件のように基本的には訴えられる事はないでしょう。そんな事をすれば会社のイメージはがた崩れですから。

とにかく内定をもらいたいと思えない会社からのオワハラは徹底的にNOで良いのです。

オワハラでなくても、入社を決めたら内定承諾書の提出は必要

オワハラでなくても内定が決まったら内定承諾書は必要です。内定承諾書とは

  • 相手が納得した上での決定とする為
  • 内定承諾書がないと会社側は信頼が持てない
  • 内定承諾書を書くことで精神的な決定力・拘束力を補っている

というような存在です。なのでオワハラ会社だから内定承諾書があるわけではありません。ですがもし、やっぱり辞めよう…。と思った時には辞退は可能です。

精神的な決定力・拘束力はあったとしてもそれは法律的には効力はないのが現状。それでも相手側に迷惑がかかる事は免れませんから時期を考えましょう。

内定承諾書を出した後でも内定辞退は可能、但し丁寧に断ることは大事

上でもご説明したように内定承諾書を書いた後でも辞退は可能です。それでも丁寧に断る事を忘れないでください。以下に書く際のポイントをご用意しました。

内定辞退はこう謝ろう!メール編

それでは内定辞退の連絡、謝る時メール編をご紹介いたします。

  • 件名は 内定辞退のご連絡と簡潔に内容がわかるように
  • 会社名、何課の人に宛てるのかを書く
  • 大学名、学部、自分の名前を書く
  • 内定をもらえたことへの感謝を書く
  • まず前置きを使って「誠に恐縮なのですが」など
  • そのあとに内定を辞退したい旨を書く。いきなり内定辞退に話を持っていかない
  • 内定を辞退したい理由を簡潔に丁寧に。謝罪も丁寧に
  • メールでの連絡についての謝罪
  • 就職活動でお世話になった御礼
  • 相手の会社の発展を願う文章

で完了です。とにかく丁寧に謝罪と感謝を述べるのがポイントです。

内定辞退はこう謝ろう!電話編

次は電話編です!緊張しないように!

  • 自分の名前、大学名を名乗ってから担当者を呼んでもらう
  • 改めて自分の名前と大学名を名乗って相手が今電話対応が可能かを確認
  • 素直に内定を辞退したい旨を丁寧に伝える
  • 辞退理由を聞かれた時のために考えておきましょう
  • 電話での連絡になった事を謝罪
  • 最後に改めてお詫び

終了です。ポイントはまず自分の要件を簡潔にわかりやすく伝える事と、必ず相手が今忙しいのか電話対応が可能な状況かを確認してください。

また辞退理由を聞かれた際に他の会社と採用がかぶってしまった場合は良いのですが雰囲気が嫌だった、きつそうだなと感じたという場合は素直に伝えずに何か言葉を考えておきましょう。

電話自体勇気がいりますが上の例を自分が話しやすいようにアレンジして丁寧に、はきはきと、そして相手に伝わるように適度なスピードで伝えましょう。

オワハラを受けたら、断る勇気が大事

オワハラなんてドラマの世界だけかと思っていましたが…。また来年も同じように就活生がオワハラの危機にあたってしまうと考えると胸が痛いです。

大切なのは「流されない」ことです。就活は自由に自分の目で耳で肌で会社の雰囲気を確かめて自分で決めるものですから流されて内定をもらっても必ず後悔します。

なかなか内定がもらえない時にオワハラはまるで砂漠のオアシスのようですが、そういう時こそ落ち着いて冷静に考えましょう。

就職すれば良いというものではありません。続かなければ意味がないのですからどんなに内定がもらえなくても自分が納得いく会社が見つかるまでは粘り続けて輝く未来を手に入れてください。

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