介護職を辞めたいと思う6つの理由と仕事を続ける8つのメリット

 

介護職は離職率が高いと言われています。今現在、介護の仕事に就いている方でも、辞めたいと思っている方は多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは介護職を辞めたいと思う、よくある理由をまとめてみました。また、介護職の仕事を続けることで、得られるメリット、働きやすい介護施設などについてもご紹介しましょう。

 

介護職を辞めたいと思うよくある6つの理由

介護職を辞めたいという人の、理由もまちまちです。給料が安い、体力的にきついなど、人によって理由は違ってくるでしょう。ここではまず、介護職を辞めたいと思う、よくある以下6つの理由についてお伝えしたいと思います。

  • 人間関係が悪い
  • 肉体的にきつい
  • 家族の介護が必要になった
  • 労働時間や勤務体制が合わない
  • 給料が安い
  • 理念や運営方針に不満がある

人間関係が悪い

勤めている職場によるところはありますが、介護職だと人間関係が悪いことも少なくありません。介護の仕事は、思っている以上にハードですし、肉体的にも精神的にも疲弊してしまいます。

そんな中で働いているので、常にピリピリした雰囲気が漂っている、ということも珍しくないのです。人間関係がうまくいかないため、退職を考える方は多いです。

肉体的にきつい

介護の仕事では、利用者の生活上のサポートを行います。自分よりも体格のよい利用者を、ベッドから起き上がらせることに加え、食事やトイレ、入浴などの介助もしなくてはならないのです。

男性ならまだしも、女性だと体力的にも厳しいですし、毎日へとへとになるまで働いている、ということも珍しくありません。これが退職理由になることもあります。

家族の介護が必要になった

両親を介護しなくてはならなくなった、となると、仕事で他人を介護している場合ではなくなります。仕事で介護をして、自宅に戻ってまた介護となると、これは相当しんどいですよね。

介護の仕事は朝早くから夜遅くまでかかることも多いので、仕事を続けていると、とても家族の介護に時間を割くことができなくなります。

労働時間や勤務体制が合わない

介護施設によって労働時間はまちまちです。朝早くから夜遅くまで勤務しないといけないところもありますし、プライベートに割く時間がなくなることもあるでしょう。

また、勤務態勢がシフト制のところも多いので、友人や家族との予定を組めない、ということも少なくありません。こうした理由で、仕事を離れる人も多いです。

給料が安い

肉体的にも精神的にもきつい仕事ですが、その割に報われない仕事だとよく言われます。平均年収が250万円前後というデータもあるので、確かにそれほど年収が良いとは言えません。

仕事の割に給料が低く、やっていられないと感じる方が多いのも事実でしょう。ただ、給料は職場によって変わるので、比較的高い給与を出すところもあります。

理念や運営方針に不満がある

施設によって、理念や運営方針はまちまちです。利用者のことを第一に考えてはいるものの、社員のことがおざなりになっているところがあるのも事実でしょう。

理念や運営方針に不満が生じてしまうと、このままここで働いていたくない、となってしまいます。理念や運営方針が変わることはまずないので、そうなるともう辞めるしかありません。

 

仕事を辞めるタイミング

介護の仕事を辞めたいと思ったとき、どのようなタイミングで辞めればいいのでしょうか。辞めたいと思っているものの、なかなかタイミングが掴めないという方もいるでしょう。ここでは、仕事を辞めるタイミングについてご紹介します。

  • 3ヶ月分の生活費の貯蓄ができた
  • ボーナスをもらった
  • 組織体制に変化が起きた
  • 体調を崩してしまった

3ヶ月分の生活費の貯蓄ができた

自分の都合で仕事を辞めると、失業手当はすぐにもらえません。3ヶ月後からの支給となるので、それまでの生活費が必要となります。そのため、3ヶ月分の生活費の貯蓄ができた、という段階で辞めるのは良いタイミングと言えるでしょう。

収入がない期間にも生活はしないといけないので、失業保険の支給が始まるまでしのげる貯えが必要です。

ボーナスをもらった

ボーナスをもらったタイミングで辞めるのもいいかもしれません。介護の仕事だと、そもそもボーナスがあること自体少ないのですが、施設によってはボーナスが出ることもあります。

ボーナスが出たら、とりあえずそのお金は辞めたあとの生活費に回すことができます。まとまったお金をもらったタイミングで、辞めてしまいましょう。

組織体制に変化が起きた

組織体制に変化が起きたときも、仕事を辞めるには良いタイミングかもしれません。直属の上司が異動になった、といったケースだと、辞めやすくはなりますよね。また、組織の体制が変わったことを退職理由にすることもできるでしょう。

体調を崩してしまった

介護の仕事はハードなので、実際に体調を崩してしまうということはよくあります。そのため、このようなタイミングで仕事を辞める決断をするのは、おすすめです。

体調を崩したまま働いてしまうと、さらに悪化してしまう恐れがあります。 そのまま働き続けたとしても、体調を悪くしてしまうばかりか、仕事でも結果を残せないかもしれません。メリットは何1つないので、体調を崩したら仕事を離れるタイミングだと考えて差し支えないでしょう。

 

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介護職を続ける8つのメリット

いろいろとネガティブなことも言ってきましたが、介護の仕事を続けるメリットがあるのも事実です。では、介護職を続けるメリットとはいったいどのようなことなのでしょうか。ここでは、介護職を続ける以下8つのメリットについてお伝えします。

  • 人から感謝される仕事
  • 家族や自分の役に立つ
  • 一生使えるスキルが身につく
  • 地方でも仕事がしやすい
  • 役職者なら給料は悪くない
  • キャリアアップに学歴が関係ない
  • 正社員になりやすい
  • 景気の波に左右されにくい

人から感謝される仕事

介護が必要な人の手助けをするのが、このお仕事です。困っている人の助けになる仕事なので、利用者からは感謝の気持ちがいただけるでしょう。

仕事としてやっているだけかもしれませんが、人から「ありがとう」と言われるとうれしくなりますよね。人から感謝される、喜ばれる仕事なので、そこにやりがいを感じる人が多いのも事実です。

家族や自分の役に立つ

介護の仕事は、専門的な知識や技術が必要となります。その知識や技術は、自分や家族のためにも役立てることができるのです。自分が将来的に、介護が必要になったときどうすればいいのか、ということも考えられるようになるでしょう。

また、両親の介護が必要になったとき、スムーズに介護ができるというメリットもあります。

一生使えるスキルが身につく

介護の仕事で身につけるスキルは、一生ものです。手に職をつけた状態なので、今後の人生にもきっと活かせるでしょう。介護の世界は慢性的な人材不足と言われていますし、常に求人がたくさんある状態です。

一度スキルを身につけておけば、また復職したいとなったときにも復帰できます。一生使えるスキルが身につくのは魅力的です。

地方でも仕事がしやすい

介護のサービスを必要としているのは、都市部だけではありません。地方でも介護サービスを求めている人はたくさんいますし、土地に関係なく仕事ができます。

仮に今後、引っ越しをすることがあったとしても、仕事を探すのはそう難しいことではないでしょう。地方でも同じように人手不足に陥っていることが多いので、仕事がすぐ見つかる可能性が高いのです。

役職者なら給料は悪くない

介護職は給料が安いとよく言われていますが、実際には役職者になるとそれなりの給与をもらえます。頑張って仕事を続けることで、いずれは役職持ちになれるかもしれません。

しばらくは安い給料で頑張る必要がありますが、役職者を目指して頑張るのはアリです。いつか役職に就く、ということをモチベーションにしましょう。

キャリアアップに学歴が関係ない

学歴がキャリアアップに大きく関わってくるのは言うまでもありませんが、介護の世界ではそれがありません。学歴に関係なく、取得している資格や、実際に働いた年数、スキルや知識でキャリアアップできるのです。

つまり、実力主義の世界ということですね。高卒や中卒の方でも、どんどんキャリアアップできるのが介護職です。

正社員になりやすい

なかなか正社員になれない、と嘆いている方も多いですが、介護職だと比較的正社員になりやすいメリットがあります。実際、多くの介護施設が正社員での求人を募集しているので、これも大きなメリットと言えるでしょう。

少しでも優秀な人材を確保し、育成していきたいと考えている施設がたくさんあるからです。

景気の波に左右されにくい

業種によっては、景気の波に左右されてしまうことがあります。しかし、介護のサービスはいつの時代も求められるものですし、景気の波に左右されることがありません。

今の日本は高齢化社会ですし、これからさらにサービスは求められるようになるでしょう。景気に左右されにくく、将来性もある仕事が介護職なのです。

 

働きやすい介護施設

どうせなら、働きやすい介護施設で働きたい、と考えるのは当然のことですよね。では、いったいどのような介護施設が働きやすいのでしょうか。医療法人や社会福祉法人、地方の小規模な施設などが挙げられます。詳しく見ていきましょう。

医療法人または社会福祉法人

医療法人や、社会福祉法人が運営している介護施設だと、比較的働きやすいことが多いです。公益法人となるため、利益を追求するようなこともなく、無理なく働ける体制を整えていることがほとんどなのです。

しかも、手当などが充実していることも多く、離職率が低いのも特徴ですね。離職率が低いのは、やはり働きやすいからでしょう。

上場企業は避ける

上場企業が運営している介護施設だからと言って、絶対にやめたほうがいいというわけではありません。

ただ、上場企業が運営しているとなると、それなりに利益を上げなくてはなりませんし、そのしわ寄せが社員に向かってしまうことがあります。サービス残業や、休日出勤が多い、ということになる可能性もあるでしょう。

地方の小規模な施設がおすすめ

地方にある小規模な施設なら、アットホームな雰囲気の中働けることが多いです。規模が小さいなら、そこまで大勢の利用者に対応しなくていいですし、マイペースで働けるでしょう。

1人で何人もの利用者に対応しないといけない、となると、体力的にも精神的にも疲弊してしまいます。それが少ないのは、地方の小規模な施設の魅力ですね。

介護職員処遇改善加算をつけている事務所

介護職員処遇改善加算とは、介護職の給料をアップするために国が設けた制度です。デイサービスや入所施設など、介護の仕事に就いている方なら対象となります。 事業所によってつけていないこともあるので、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

ただ、昇給分や社会保険料の負担も含められるため、給与が増えた実感は少ないかもしれません。

 

まとめ

介護職を辞めたくなる理由や、続けるメリットなどについてご紹介しました。確かに介護の仕事は体力的にもきついですし、長続きしない業界でもあります。

しかし、続けることで将来に活かせたり、自身の両親の介護に活用できたりするといったメリットもあります。負担を少なくするため、少しでも働きやすい職場を見つけてくださいね。

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