保育士を辞めたい3つの理由と辞める前にできること

 

 

子どもが好きだから保育士になったものの、辞めたいと考えてしまう方も少なくありません。しかし、いったいどうして、保育士を辞めたくなってしまうのでしょうか。

ここでは、よくある保育士を辞めたい理由についてまとめてみました。また、保育士を辞める前にできることもお伝えするので、今現在そのような状況に置かれている方は、ぜひ参考にしてください。

 

よくある保育士を辞めたい3つの理由

保育士を辞めたくなる理由は人によってまちまちです。人間関係が良くない、給与が低い、労働条件が良くないなど、さまざまなことが考えられます。ここでは、よくある保育士を辞めたい理由についてピックアップしました。

保育士同士の人間関係

保育園で働く保育士は一人ではありませんし、複数のスタッフと一緒に働いています。保育士によって考え方や価値観、子供の教育方針などはまちまちですし、それがぶつかり合ってしまうことも珍しくありません。

これは別に保育士という職業に限ったことではありませんが、仕事に強い誇りを持っている人ほど周りと衝突してしまいがちです。人間関係を理由に職場を離れる保育士は実際少なくありません。

労働条件がよくない

日本全国に数多くの保育園がありますし、保育士の労働条件も施設によってまちまちです。あまり恵まれていない労働条件で働いている保育士も少なくありませんし、このようなケースだと、仕事を辞めたいと考えてしまいます。

スタッフの人手が足りないような職場だと、一人の保育士にかかる負担はより大きくなります。朝早くから、夜遅くまで仕事に時間を費やさなくてはいけない、ということもあるのです。

給与が低い

ご存じの通り、保育士は国家資格の一つです。医師や弁護士などと同じく、国家資格なので給料は良いと考えられがちですが、実際にはそんなことはありません。平均年収は300万円前後と言われていますし、決して高くはないのです。

月収にすると20万円前後というところが多く、そこから社会保険料などが引かれます。手取りで17万円くらいになることもあるため、給与の低さを理由に辞めたがる人も実際います

 

人間関係を改善する方法

職場で快適に働くためには、人間関係を改善しなくてはなりません。人間関係が悪いと仕事もしにくくなりますし、何より仕事に対するモチベーションも下がってしまいますよね。ここでは、人間関係を改善する方法をお伝えします。

  • 同僚とは適度な距離感を保つ
  • 仲のいい先輩や同僚とのコミュニケーションは増やす
  • 実力をつけて仕事ぶりを認めてもらう
  • 仕事だと割り切る

同僚とは適度な距離感を保つ

距離感が近すぎてしまうと、衝突することも多くなります。お互いが遠慮なく意見を言い合うのはいいのですが、ヒートアップした結果、人間関係がこじれてしまうということはよくあります。

適度な距離感を保ち、職場だけのお付き合いにしておけば、このようなことも回避できるでしょう。あくまで、職場の一同僚と考え、ある程度の距離をとって接してください。

仲のいい先輩や同僚とのコミュニケーションは増やす

コミュニケーションを増やすことで、より良い関係を築けるでしょう。わざわざ、仲の悪い人とコミュニケーションをとる必要はありません。

そっちは最低限の関わりにし、仲のいい先輩や同僚とはより良い関係を築けるようにしてください。 普段から、会話の頻度を増やしましょう。また、プライベートで一緒に飲みに行ったり、遊びに行ったりというのもいいですね。

実力をつけて仕事ぶりを認めてもらう

周りが何も口出しできないくらい仕事ができれば、人間関係の煩わしさに苛まれることも少なくなるでしょう。仕事ができるようになるには、スキルを磨き、知識を身につけることです。

また、保育士は経験がものをいう部分もあるので、一生懸命経験を積むというのも大切ですね。一日一日を大切にし、経験から学んだことを仕事に活かしていきましょう。

仕事だと割り切る

人によって考え方や価値観は大きく変わるので、どうしても相性が合わない人というのは出てきます。すべてのスタッフ、保育士とうまくやっていくのは困難といえるでしょう。 仕事だからと割り切ることも大切です。

人間関係があまり良くない職場で働くのは、しんどい部分もありますが、職場だけの関係だと考えれば気も楽になります。プライベートではいっさい関わりのない人なので、頭を切り替えてください。

 

【より詳しくは】

職場の人間関係を良くする方法5つ|人間関係に疲れた時の対処法も

 

労働条件を改善する方法

労働条件を改善するには、どうすればいいのでしょうか。

例えば、以下3つのような方法があります。労働条件が問題で辞めたいと思っている方は、参考にしてくださいね。

  • 仕事を効率化
  • 他の職員と協力して作業する
  • 好条件の職場に転職する

仕事を効率化

仕事を効率化できれば、労働条件が今よりも良くなる可能性があります。効率化のためには、まず今の業務における無駄を明確にすることです。何をしているときがもっとも無駄なのかを明確にすれば、そこから改善の方向性も見えてくるでしょう。

また、仕事を効率化すると言っても、保育士の仕事は一人で行うものではありません。そのため、園のスタッフや上層部とも話し合うことは必要でしょう。

他の職員と協力して作業する

一人でできることには限界があります。一人で奮闘していても、労働条件が極端に良くなるということはあまり考えられません。ほかの職員、保育士ともきちんと協力して作業ができれば、業務の効率化にもつながりやすいです。

きちんと協力して仕事を進めるためには、スタッフ同士の信頼関係も必要になってきます。なるべく良い信頼関係を築き、協力しあえる体制を整えましょう。

好条件の職場に転職する

どうしてもこの職場では無理、と判断したのなら、もっと条件の良い職場に転職するという手もあります。保育士を求めている保育園はたくさんありますし、今よりも条件が良いところも見つかるかもしれません。

好条件の職場に転職したいのなら、在職中から転職先を探すようにしましょう。スマホがあれば、転職サイトや転職エージェントを利用して職場も探せます。

 

【転職する際は転職エージェントを使おう】

今転職活動には必須になっているサービスが転職エージェント。転職エージェントは求人の紹介から面接対策、円満退社のためのアドバイス、年収の交渉など転職にかかわるすべてを完全無料で提供してくれるサービス。

転職エージェントについては以下の記事で詳しくご紹介しています。

 

給与の低さを改善する方法

ハードな仕事の割に、給与が低いのも保育士の特徴です。このままでは生活できない、もっと稼ぎたいという方だと、仕事も辞めたくなりますよね。ここでは、給与の低さを改善する以下4つの方法についてご紹介します。

  • 今いる職場に給与交渉する
  • 職場内でキャリアアップを目指す
  • 資格を取得する
  • 手厚い待遇の環境に転職する

今いる職場に給与交渉する

できることとしては、今の職場で給与交渉することが挙げられます。日本だと、職場で給与交渉をするというのはタブーのように思われていますが、海外ではこのようなこと当たり前です。 お金を稼ぐために仕事をしているわけですし、労働に見合った対価をもらうのは当然のことです。

直接経営者、オーナーに給与を上げてもらえないかどうか、交渉する価値はあります。

職場内でキャリアアップを目指す

キャリアアップすることで、給与が上がる可能性があります。いろいろな経験を積み、どんどんキャリアアップしていけば、自然と給料が上がる可能性がありますし、転職するときにも活かせます。

もちろん、キャリアアップしても給与がほとんど変わらない、ということもあります。その時は、キャリアを活かして別の職場に転職することをおすすめします。

資格を取得する

資格取得で給与が上がる可能性もあります。保育士だと、国立青少年教育振興機構が認定している、絵本専門士が挙げられます。絵本に関する高度な技術、技能、感性を備えた人が取得できる資格で、人気もあります。

ほかにも、リトミック指導者や運動保育士、イングリッシュエキスパート保育士といった資格もおすすめです。積極的に取得してほしいですね。

手厚い待遇の環境に転職する

いろいろ頑張ったものの、給料がほとんど上がらない、となるといよいよ転職しかありません。

保育園はたくさんありますし、今よりも高い給与をもらえるところもあるはずです。 まずは、求人サイトや求人誌を使い、給与のよさそうな職場をピックアップしてみましょう。

また、面接を受けるときには、実際の手取りがどれくらいになるのか、今後昇給はあるのか、といったことも確認すべきです。

 

保育士を辞めたあとのキャリア設計

保育士を辞めてしまうのは簡単なことですが、その後のキャリア設計はどうすればいいのでしょうか。資格や経験を活かした仕事に就く、異業種に転職するといった方向性が挙げられますね。詳しく見てみましょう。

資格や経験を活かした仕事に就く

もっともおすすめなのは、保育士として得た経験や資格を活かせる仕事に就くことです。保育士は小さな子供の扱いにかけてはエキスパートですし、その技術や知識を欲しがるところはたくさんあります。 認可外の施設や、病院内保育所も保育士が活躍できる場所の一つです。

また、ベビーシッターもアリですね。保育士の資格と知識、技術を活かせる職場は意外と多いですよ。

異業種に転職

まったくの異業種に転職してしまうという手もあります。保育士としてのキャリアや資格などは活かせないかもしれませんが、もしかすると自分に合った世界が見つかるかもしれません。

今まで保育士としてしか働いたことがない、という方だと、本当の自分を活かせる仕事が見つかる可能性もあります。自分の可能性をさらに広げることができますよ。

 

【関連記事】

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保育士を辞めるときの注意点

本気で保育士を辞めるつもりなら、いくつか注意点があります。年度末に辞めること、引継ぎは丁寧に行う、本当の退職理由はなるべく伝えない、といったことですね。それぞれの理由を、詳しく見てみましょう。

年度末に辞めること

保育士が辞めるときには、基本的に年度末になることが多いです。これには理由があり、年度末には子供が卒園していくからです。子供が卒園して入れ替わるタイミングなので、保育士が園を去るタイミングとしてもベストです。

それまでに辞めることもできますが、面倒を見てきた子供たちがかわいそうですよね。せめて、子供たちが卒園するのを見守ってから、職場を去りたいものです。

受け持ちの子どもの引継ぎは丁寧に行う

年度末までに辞める場合は、後任の保育士に引継ぎをしなくてはなりません。引継ぎがいい加減だと、後任の保育士に迷惑をかけてしまいますし、何より受け持ちだった子供にも迷惑です。

子供たちは一人一人性格も異なりますし、できればそうしたこともデータとして残してあげたいですね。そのほうが、後任の保育士にも、子供にとっても幸せなことです。

本当の退職理由はなるべく伝えない

仮に給与が不満という理由があったとしても、なるべく伝えないことです。特に、これからも保育士を続ける場合だと、園同士の横のつながりで、そうした情報が流れてしまう恐れがあります。 お金のことしか考えていない保育士、というレッテルを貼られてしまう恐れすらあります。

本音は言わず、当たり障りのない無難な言い訳を用意しておきましょう。

 

まとめ

保育士を辞めたい理由や、それぞれの改善策についてお話しましたが、いかがだったでしょうか。

人間関係や労働条件など、いろいろな理由が考えられますが、改善できる可能性もあります。どうしても改善できない、これ以上は我慢できない、となったらほかの職場への転職も視野に入れてみましょう。異業種への転職も一つの選択肢ですよ。

 

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