看護師を辞めたいと思う3つの理由と解決策

 

 

女性が憧れる職業としても知られる看護師。人の命にも関わることがある、立派な職業です。そんな看護師の仕事を辞めたいと思ってしまうのは、いったいどのような理由なのでしょうか。

ここでは、よくある看護師を辞めたい理由についてまとめてみました。また、看護師をすぐ辞めたほうがいい人、辞めたいときの解決策などもお伝えします。

すぐに看護師を辞めたほうがいい人

ここで挙げる内容に該当する方は、すぐにでも看護師を辞めたほうが良いでしょう。このまま続けていても心身ともに不調をきたすでしょうし、不満も募るだけです。

ここでは、すぐにでも看護師を辞めたほうが良い以下5つのケースをピックアップしました。

  • 残業代や深夜手当がつかない
  • 何年も続けているが看護師に向かないと感じる
  • 仕事のストレスにより心身の不調が現れている
  • 職場いじめが起きている
  • 夜勤が耐えられないほどつらい

残業代や深夜手当がつかない

残業をすれば、残業代を支払ってもらうのは労働者として当然の権利です。それが支払われないということは、サービス残業ということですし、貴重な自分の時間を無償で提供していることになります。

また、看護師だと夜勤があることも多いですが、深夜手当がつかないのも同様です。このような場合、すぐにでもほかの職場に転職することをおすすめします。

何年も続けているが看護師に向かないと感じる

看護師は華やかな仕事に見えるかもしれませんが、実態はとてもハードで地味な仕事ばかりです。そのため、向き不向きもありますし、根本的にこの仕事に向いていないような人がいるのも事実です。

すでに何年も続けているのに、看護師に向かないと感じているのなら、それが正しいのかもしれません。

仕事のストレスにより心身の不調が現れている

看護師の仕事は、ストレスも溜まりやすいです。ただでさえ仕事はハードですし、患者さんから文句を言われるようなことも少なくありません。溜まり溜まったストレスによって、心身に不調が表れているのなら、とりあえず仕事は休んだほうが良いでしょう。

看護師を辞めるというより、まずはその状態から回復する必要があります。

職場いじめが起きている

職場でいじめが起きているようだと、その医療施設で働くのはやめたほうがいいかもしれません。人の健康をサポートし、時には命に関わるような場所で、そのようなことが起きているのは問題です。

自分が当事者でないとしても、そのような職場で働くのはおすすめしません。もっと健全な職場環境の病院、医療施設で働くべきでしょう。

夜勤が耐えられないほどつらい

夜勤も続けていれば慣れてくるものですが、もともと人間は夜眠るものです。人によっては、夜勤がとてもツライ、いつまで経っても慣れないということもあります。耐えられないほどツライのなら、恐らく夜働くのに向いていないのでしょう。

この場合も、看護師を辞めるというより、夜勤のない職場への転職がもっとも現実的でしょう。

 

よくある看護師を辞めたい3つの理由

看護師を辞めたい理由は、いったいどのようなものなのでしょうか。理由は人によって違ってきますが、人の命を預かる重さに耐えられない、人間関係が良くない、といった理由が多いです。ここでは、よくある看護師を辞めたい3つの理由をお伝えします。

患者さんの命の重さを預かる仕事に耐えられない

看護師の職場は、基本的に医療機関となります。病院の規模にもよりますが、時には人の命を預かることもありますし、その重圧に耐えられない方もいます。

担当していた患者さんが亡くなる、ということもあるでしょうし、次第に心を病んでくるような方もいるかもしれませんね。責任感が強い人ほど、こうした傾向が強そうです。

女性ばかりの職場で人間関係が悪い

男性同士だと、直接お互いの感情をぶつけあい、言い合うことが多いため、そこまで人間関係が悪くなることは少ないです。しかし、女性ばかりの職場だと、本音で喋らず、陰で誰かを貶めるようなことを言ったり、足の引っ張り合いをするようなこともあります。

もちろん、女性ばかりの職場がすべてそうとは言いませんが、その傾向が強いのは事実でしょう。

人手不足や夜勤による激務

看護師は慢性的な人手不足と言われています。やりがいのある立派な仕事であるのは事実ですが、仕事は非常にハードで、病院によってはそこまで待遇が良くないこともあります。

激務でほとんど休めない、心身に不調をきたすほど働いている、という方だと、それを理由に辞めてしまうことも少なくありません。看護師の業務はそれほど激しいのです。

 

患者さんの命を預かるプレッシャーの解決策

患者さんの命を預かることにプレッシャーを感じ、それに押しつぶされる形で仕事を辞める看護師もいます。解決策としては、少しでも経験を積むこと、患者さんの命に関わらない診療科目で働くといったことが挙げられます。

雑用でもいいから経験を積む

患者さんの命を預かっている、というプレッシャーは当然持つべきですが、それに押しつぶされては看護師失格です。では、どのようにしてこうした状況をクリアするのかということですが、解決策の一つは経験を積むことです。

雑用でもいいので、経験を積むことによって、患者さんの命を預かっているというプレッシャーを乗り越えられるようになります。

チーム医療で一人ひとりのプレッシャーを軽減する

これは、看護師一人の考えではどうしようもないことかもしれません。ただ、現在では多くの医療機関において、チーム医療をベースとしています。より質の高い医療を提供するため、チーム医療を行っている病院はたくさんあるのです。

病院によって対応はまちまちなので、チーム医療を行っている病院に転職するという手もあります。

患者さんの命に影響しない診療科目に配属を希望する

例えば、眼科や耳鼻科などは、ほとんど人の生き死にに関りがありません。目や耳、鼻の病気で亡くなるということはほとんどないので、これらの診療科目に配属を希望する手もあります。

ただ、配属先を決めるのは病院側ですし、看護師の経験やスキルで配置を決めているはずです。そのため、希望通りの診療科に勤務できるかどうかは分かりません。

 

人間関係が悪いときの解決策

人間関係が悪いと、仕事にも身が入らなくなります。ちょっとしたことでもイライラしてしまいますし、仕事に対するモチベーションも維持できないでしょう。ここでは、人間関係が悪いときの以下4つの解決策をお伝えします。

  • 価値観の違いを理解する
  • 常に中立の立場をとる
  • 自分が言われた忠告は改善する
  • 職場の関係が悪い場合は上司に相談する

価値観の違いを理解する

人の価値観はまちまちです。生まれ育った環境によって大きく変わるので、自分とまったく同じ価値観の人間はいないと考えましょう。自分にとっては常識でも、人にとっては非常識となることもあります。そこをまず理解しなくてはなりません。この人とは価値観が違うんだ、と理解できれば、その人に対する感情の持ち方も変わってくるでしょう。

常に中立の立場をとる

女性だらけの職場だと、どうしても派閥ができてしまいがちです。人数が増えるほどグループ分けになりますし、トラブルが起きたときは、所属する派閥の肩を持つものです。しかし、これは人間関係を悪くしてしまう原因の一つです。余計なトラブルに巻き込まれる可能性も高くなりますし、基本は中立の立場を貫くということです。

自分が言われた忠告は改善する

言われた忠告を改善しないと、感じの悪い人だと思われてしまいます。相手にされなくなる可能性もありますし、せっかくの善意も無駄にしてしまうことになります。忠告してくれているうちはマシなので、きちんと改善するようにしましょう。

改善しなかったら、次からは言ってくれなくなるかもしれません。下手すると、無視されてしまう恐れもあります。

職場の関係が悪い場合は上司に相談する

人間関係が悪いと仕事にも影響が出てしまいます。チームワークのとれた仕事など到底できないでしょうし、質の悪い医療を提供することになるかもしれません。そのようなことが起きる前に、上司に相談しましょう。

上司としても、職場の人間関係が悪いとなると、上司としての監督責任を問われてしまいます。何らかの解決策に乗り出すかもしれません。

 

【職場の人間関係の改善方法についてより詳しく】

職場の人間関係を良くする方法5つ|人間関係に疲れた時の対処法も

 

人手不足や夜勤による激務の解決策

激務が原因で看護師を辞めたくなる、というのはよく聞く話です。職場と自宅の往復になってしまい、プライベートも完全になくなるため、辞めたいということです。ここでは、激務で辞めたいという場合の以下3つの解決策をお伝えしましょう。

  • 夜勤を避けたシフトを相談する
  • 効率的な働き方をプリセプターに相談する
  • 日勤のみの職場に転職する

夜勤を避けたシフトを相談する

人間はもともと夜眠る性質の生き物ですし、いくら昼に睡眠をとっても、夜行動するのはしんどいものです。病院によっては頻繁に夜勤をしなくてはいけないこともありますし、それが心身に大きな負担をかけることもあります。

夜勤を避けたシフトを組んでもらうことができれば、問題は解決します。夜勤が特別きつい、と思っている場合だと、これだけで随分違ってくるでしょう。また、夜勤のまったくない、小さな診療所やクリニックに転職する手もあります。

効率的な働き方をプリセプターに相談する

プリセプターとは、新人看護師一人に対し、先輩看護師がついてマンツーマンでの指導を行う方法です。多くの医療機関において、このプリセプターシップが導入されていますし、新人ナースを一定期間サポートし続けます。

プリセプターは、もっとも身近な信頼できる先輩です。この世界での経験値もそれなりに得ていますし、効率的な働き方についてもアドバイスがもらえるでしょう。まず相談すべきは、身近なプリセプターです。

日勤のみの職場に転職する

夜勤はどうしても体に負担をかけてしまうので、どうしてもしんどいなら日勤しかない職場に転職しましょう。基本的に、大きな総合病院だとほとんどのケースにおいて夜勤はあります。そのため、ねらい目は小さな病院ですね。 小規模な診療所やクリニックなどだと、夜勤がないことが多いです。

そのような病院も多いので、積極的に探してみることをおすすめします。ただ、日勤しかない病院だと、夜勤がある病院に比べて給料が低くなることがほとんどです。

 

一時的な疲れの場合の対処法

看護師を辞めるとまでいかずとも、一時的な疲れで気持ちが揺らいでしまうことがあります。このような場合だと、違う職場の看護師仲間と話したり、まとまった休みをとることでリフレッシュできるでしょう。

  • 違う職場の看護師仲間と話す
  • まとまった休みを取ってみる
  • 2年目以内の看護師なら仕事を続けてみよう

違う職場の看護師仲間と話す

同じ職場の看護師仲間だと、どうしても言えないことも出てきます。心からリラックスもできないと思うので、できればほかの職場で働いている、看護師仲間と話すことをおすすめします。

違う職場で働いている看護師仲間なら、いろいろな愚痴も言い合えるでしょう。ストレスの発散にもなるでしょうし、リフレッシュしやすいはずです。ストレスをため込まないよう、できれば定期的にこうしたコミュニケーションの席は設けたいですね。

まとまった休みを取ってみる

まとまった休みをとり、旅行に出かけるなど好きに時間を使ってみましょう。特に、ストレスが溜まっている場合にはこれがもっともおすすめです。旅行に限らず、休みの期間は、自分のしたいことだけに時間を使いましょう。

ただ、現実的な問題として、看護師はまとまった休みを取りにくいことが挙げられます。看護師は慢性的な人手不足といわれていますし、一人抜けてしまうだけでも痛手です。職場によるかもしれませんが、取れるようならまとまった休みを取ってみましょう。

2年目以内の看護師なら仕事を続けてみよう

一人前の看護師になるには、とにかくたくさん経験を積む必要があります。働いているうちに、看護師という仕事のすばらしさを再確認もできるでしょうし、辞めたいという気持ちもなくなるかもしれません。 2年以内しか働いていないのなら、まずは3年を目標に頑張ってみてはいかがでしょうか。

もし、3年目になっても、まだ看護師を辞めたい、と思っているのなら、その時は辞めてもいいでしょう。それまで頑張ってください。

 

今の職場を確実に退職する方法

看護師の仕事は辞めたくないものの、今の職場からは離れたい、という方もいるかもしれませんね。看護師を求めている職場はたくさんあるので、今の職場を辞めたとしても仕事に困ることはないでしょう。ここでは、今の職場を確実に退職する以下2つの方法をまとめました。

  • 1ヶ月以上前に退職意思を伝える
  • 仕事内容をきちんと引き継ぐ

1ヶ月以上前に退職意思を伝える

辞める意思が固まっているのなら、1ヵ月以上前にはその意思を伝えておきましょう。何度も言うように、どの病院でも看護師は人手が足りていないことが多いです。そのため、急に言われてしまうと病院も困ってしまいます。

病院が困るのはもちろん、結果的に患者さんに迷惑をかけることになります。病院としては、新たに看護師を募集しなくてはいけませんし、なるべく早めに伝えておいたほうが良いでしょう。

仕事内容をきちんと引き継ぐ

辞めるときは、仕事内容をしっかり引き継いでおきましょう。看護師によって、担当している患者さんや仕事も異なります。後任となる人が困らないよう、丁寧な引継ぎをしておくことが大切です。 後任の方がわかりやすいよう、ノートやファイルにまとめておいてあげると、親切です。

後を濁すことなく辞められるので、今後どこかで前職の人に会ったときもわだかまりなく会話できるでしょう。

 

【退職準備・退職方法についてより詳しく】

会社を辞めるときの準備・退職方法と注意点

 

まとめ

看護師が辞めたいと思う理由や、その解決策についてご紹介してきました。人の命に関わるプレッシャー、仕事のハードさなどいろいろ挙げられますが、解決できる方法も確かにあります。看護師はとても立派な仕事なので、簡単に辞めることを考えず、ここでお伝えした解決策もぜひ実践してください。転職という手もありますよ。

※記事の内容は、執筆時点での最新の情報となり、サービス内容・利用料金等を保証するものではありません。この記事の情報を基に行動する利用者の判断について、当社は一切の責任を負いかねます。サイトの情報を利用し判断・行動する場合は、しかるべき資格を有する専門家にご相談し、ご自身の責任の上で行ってください。