パワハラ上司による6パターンの攻撃とパワハラ上司のタイプ別対策法

 

 

職場でパワハラを受けたことはありませんか?現在、パワハラは社会問題にもなっていますし、メディアで取り上げられることも多くなってきました。そこで、ここではパワハラ上司の攻撃パターンについてまとめてみました。

また、パワハラを受けた時の対策についてもご紹介するので、ぜひ今後に役立ててください。

パワハラ上司が生まれる理由

そもそも、どうしてパワハラをする上司が誕生してしまうのでしょうか。いくつか理由は挙げられますが、一つには職場内で正義の心理が働くことが挙げられます。また、自分の経験から努力を強要するようなケースも多いです。

職場内での正義の心理が働く

多くの場合、部下にパワハラをしてやろうという気持ちを持っている人は少ないです。もちろん、中にはそのような人もいるかもしれませんが、多くは職場内で正義感が働き、結果的にパワハラとなってしまいます。

職場内で働く正義の心理とは、会社のため、本人のためといった心理です。本人はまじめにそう思っていますし、その行為が会社や相手のためになると思っています。

自分の経験から努力を強要する

パワハラをしてしまう人は、自分の経験に基づいた行動をとってしまうことが多い傾向にあります。入社した時からとにかく努力をしてきた方だと、それを部下にも強要してしまいます。

また、自分自身が、当時の上司にパワハラを受けていたようなケースでも、同じことが繰り返されることがあります。暴力や暴言を受けながら仕事をしてきた結果、それが普通だと思ってしまい、今度は自分が部下にしてしまうということです。

自分が優れていると誇張したい

部下に対して、自分が優れた人間であることを示したいばかりに、パワハラをしてしまうケースもあります。優れた人間であることを示すには、仕事で結果を出すことが一番ですが、部下からマウントをとることで力を誇示しようとするのです。

このタイプの上司は、部下のミスを執拗に責めたり、人前で見せしめのように怒鳴ったりすることがあります。そうすることで、自分の力を示しているのです。

 

パワハラ上司の攻撃手法

パワハラをする上司には、いくつかの攻撃パターンがあります。暴力を振るう、暴言を吐く、無理なノルマを要求する、雑用以上の仕事を与えない、といったことです。ここでは、パワハラ上司の攻撃手法を見てみましょう。

暴力を振るう

パワハラと聞いて、まず思い浮かぶのは暴力ではないでしょうか。失敗した部下や、自分の意に介さなかった部下に対して殴る、蹴るといった行動をとります。

信じられないかもしれませんが、実際このようなパワハラをしている人はいます。 感情的になって暴力を振るうケースもあれば、教育のつもり、指導のつもりで暴力を振るうこともあります。また、自分がそうされてきたため、問題ないと思っている人も少なくありません。

暴言で攻撃する

暴言とは、言葉による暴力です。大声で怒鳴りつけるようなケースも、パワハラと言えるでしょう。「バカ」や「役立たず」といった、心に傷をつけるような言葉を平気で口にするようなケースも実際あります。

暴言と言えば、大きな声で恫喝するようなシーンをイメージするかもしれませんが、そうとは限りません。本人にだけ聞こえるように、精神的なダメージを与える言葉を口にするケースもあります。

無理なノルマを要求する

仕事にノルマが課せられるような会社もあります。こうした会社で起こりえるパワハラだと、無理なノルマを要求することが挙げられます。どう考えても達成不可能なノルマを課し、できなかったらペナルティを与えるようなパターンです。

パワハラ上司としては、最初からノルマを達成できるとは思っていないことがほとんどです。最初から、嫌がらせをすることが目的、ということも少なくありません。

雑用以上の仕事を与えない

仕事をさせない、というパワハラもあります。「仕事をしないでいいならラッキーなのでは」と思った方もいるでしょうが、これは実際自分がやられると、かなり堪えます。

同僚たちが華々しい仕事、本来の業務を颯爽とこなす中、自分は雑用しかさせてもらえないのです。掃除や片付け、資料の整理など、誰でもできるような仕事しかさせてもらえません。

人間関係から孤立させる

ここまでくると、パワハラというよりは職場いじめです。パワハラ上司が手をまわし、人間関係を遮断してしまうというパターンですね。職場で完全に孤立してしまい、みんなから無視されるということも考えられます。

職場で無視されるというのは、かなり堪えます。仕事をする気もなくなってしまいますし、かといって手を抜けば暴力や暴言といったパワハラを受ける可能性もあります。

プライベートを侵害する

職場だけのパワハラならまだ我慢できるかもしれませんが、プライベートを侵害するようなパワハラもあります。代表的なケースだと、休日に仕事のことで電話をかける、無理やり職場に顔を出させる、といったことですね。

社会人にとって、休日は唯一仕事のことを忘れ、リフレッシュできる日です。それを侵害されてしまうため、精神的にもかなり疲れてしまいます。

 

すべてに共通するパワハラ上司への対処法

パワハラにも種類があるため、それに応じた対策をしなくてはなりません。ここではまず、すべてに共通するパワハラ上司への対処法をお伝えしましょう。基本は、記録をとること、証人になる仲間を作るということです。

被害にあった日時や場所をノートに記録する

パワハラをされていると感じたら、それを記録に残すようにしましょう。いつ、どこで、誰からどのような被害を受けたのか、ということを、ノートやメモ帳に記録することです。

記録しておくことで、あとから事実確認をするときに有効となります。記録をとるときは、できるだけ詳細な内容にしておくのがポイントです。リアリティのある内容にしておきましょう。

ボイスレコーダーや写真に記録する

ノートやメモに記録をとるだけだと、証拠として不十分だと思われることがあります。そのため、ボイスレコーダーにパワハラ上司との会話を、録音するという手はおすすめです。怒鳴られる、恫喝されるといった被害に遭っている場合に有効ですね。

また、写真を撮っておくのもおすすめです。露骨な嫌がらせ、いじめに遭っているときには、その証拠として写真に撮っておきましょう。スマホでバレないよう、こっそり撮ってください。

証人になる仲間を作る

パワハラを受けている、と会社や外部の機関に訴えても、証人がいないと認めてもらえない可能性があります。そのため、証人になってくれる仲間を見つけておくことは大切です。

パワハラの被害を訴えても、上司に近い人間はパワハラ上司をかばおうとします。きちんと被害を証言してくれる仲間がいれば、これほど心強いものはありません。

 

暴力を振るうパワハラ上司への対処法

殴る蹴る、といった暴力をふるってくるパワハラ上司へは、どのように対処すればいいのでしょうか。病院で診察を受ける、毅然とした態度をとる、といったことが挙げられます。暴力で仕返ししないのも、鉄則なので覚えておきましょう。

病院で診察を受ける

暴力を受けたのに、そのままにしておいてはいけません。暴力を受けたのなら、まずは病院で診察を受けることです。特に、顔や頭を殴られた、といった状況だと、脳がダメージを受けているかもしれません。

また、病院で診察を受けると必ず記録が残ります。会社や外部の機関に、パワハラの被害を訴えるときの有効打にもなるので、必ず病院で診察を受けるべきなのです。

毅然とした態度で振る舞う

暴力を受けたとき、ビクビクしたり、やたらと怖がっていては相手の思うつぼです。暴力がエスカレートしてしまう恐れもありますし、さらにパワハラが酷くなるかもしれません。

暴力を受けたときでも、毅然とした態度をとるようにしましょう。暴力を振るうような人間は、基本的に弱い者にしか強く出られません。暴力には屈しない、という強い意志を持ってください。

暴力で仕返しをしない

暴力を受けたからといって、暴力で仕返しするのはNGです。そんなことをしてしまうと、いくら上司が先に手を出してきたとしても、会社を解雇されるかもしれません。

また、自分も暴力で仕返ししてしまうと、一方的にパワハラを受けたとは認められなくなる可能性が高いです。喧嘩両成敗のようになってしまう恐れもあるので、暴力で仕返しはやめてください。

 

暴言で攻撃するパワハラ上司への対処法

言葉の暴力で攻撃してくる、パワハラ上司にはどのように対処すべきなのでしょうか。自分の意思や考えをはっきりと伝える、恩着せがましいことを言われたら反論する、といったことが大切です。詳しく見てみましょう。

自分の意思をハッキリ伝えること

自分の意思をはっきり伝えないと、パワハラ上司は図に乗ってどんどん攻撃してきます。このタイプの人間は、弱い立場の人にはとことん強く出るので、黙っていると余計に行為がエスカレートしてしまうのです。

大きな声で怒鳴られたり、ショッキングな暴言を吐かれてしまうと、何も言えずに黙ってしまう方は多いでしょう。しかし、それが一層パワハラを助長する可能性があるため注意が必要です。

相手が恩着せがましい場合は反論すること

恩着せがましいことを言ってくるパワハラ上司もいます。自分が仕事を手伝ってあげたから成果を出せた、といったことを、後々まで言い続けるような人もいるでしょう。

このようなタイプには、きちんと反論することです。相手の言うがままに認めていたら、自分の手柄さえ横取りされてしまう恐れがあります。きちんとロジカルに反論すれば、相手は何も言えなくなる可能性が高いです。

 

無理なノルマを要求するパワハラ上司への対処法し>

今日中に資料をすべて作れ、100人以上アポをとれ、など無理なノルマを要求してくるタイプの上司には、どう対処すべきでしょうか。ノルマの正当性を尋ねる、できないことはできないと伝える、といったことが基本です。

ノルマの正当性を尋ねて改善を求める

明らかに無茶なノルマだった場合、そのノルマの正当性や根拠を尋ねましょう。言われるがままに引き受けてしまうと、結局ノルマを達成できず、追加のパワハラを受けることになります。

どうしてそのノルマになったのかを、きちんと説明してもらうことです。相手に無理なノルマだということを理解させ、その上で改善を求めましょう。黙って受け入れるのは一番ダメですよ。

残業代の未払いがあれば請求する

ギリギリできるくらいのノルマを課してくる、パワハラ上司もいます。このようなケースだと、きちんと残業代を支払ってくれるかどうかも大切なポイントとなるでしょう。もし、未払いがあるならきちんと請求することです。

厳しいノルマを課した上に、残業代も支払わないとなると、これは大きな問題です。ブラック企業だとこうしたことも多いですが、改善されないなら転職も視野にいれたほうが良いでしょう。

できないことはきちんと伝える

できないことを、黙って引き受けてはいけません。引き受けてしまうと、責任が生じてしまいます。「できるから引き受けたんじゃないのか!?」と厳しく追及される可能性もありますし、嫌がらせを助長するかもしれません。

できないことがわかりきっているのなら、きちんと伝えることです。その上で、達成できるノルマを伝えましょう。それでも要求してくるなら、さらに上役に話を持っていく手もあります。

 

雑用以上の仕事を与えないパワハラ上司への対処法

雑用以外仕事を与えてもらえない、というのは想像以上にツライ状況です。このようなときは、どのように対処したらいいのでしょうか。自分で仕事を見つける、仕事で成果をあげるといった方法があります。

自分で仕事を見つけること

仕事を与えてもらうのを待つばかりでなく、自分から仕事を見つけてみましょう。顧客のデータを整理したり、既存客への営業をしたり、やれることは意外と見つかるはずです。

ただ、勝手に仕事をしたことで、パワハラ上司から追及される恐れはあります。追及されたら、きちんと本来の仕事を与えるよう要求しましょう。

仕事で成果を上げる

雑用をこなしながら仕事を見つけ、そこでしっかりと結果を出すことです。成果さえ出せば、パワハラ上司も無視はできなくなるでしょう。

言われたことをこなすのはもちろん、さらにその上をいくことです。 成果を出す部下は、上司にとっても大切な存在です。自分の評価にもつながるので、成果を出す部下は大切にしようと考えるでしょう。理不尽なパワハラもされないようになるかもしれません。

 

人間関係から孤立させるパワハラ上司への対処法

部下や同僚に根回しして、社員みんなで無視するような陰湿なパワハラですね。このようなケースだと、社内の仲間に社外で相談する、人事部や本部に相談する、総合労働相談コーナーに相談するといった方法があります。

社内の仲間に社外で相談する

社内に一人でも仲間がいるのなら、相談に乗ってもらいましょう。この時、会社の中で相談するのはおすすめしません。パワハラ上司の息がかかった社員が近くにいれば、相談した相手もパワハラの被害を受ける可能性があります。

仕事が終わったあと、居酒屋や喫茶店などで相談したり、休日に自宅で話したりといった方法が無難です。

人事部や本部などに相談する

人間関係から遮断されるようなパワハラは、もはや職場いじめです。放置しておくとどんどんエスカレートする恐れもあるため、人事部や本部に相談しましょう。

現場にいるほかの上司も、パワハラ上司の息がかかっている可能性があります。そのため、人事部や本部など、上司の影響を受けていないところに直接相談するのが吉です。

総合労働相談コーナーに相談する

総合労働相談センターとは、厚生労働省が管轄する機関で、職場のトラブルに関する相談を受け付けています。相談に乗ってもらうだけでなく、具体的な問題の解決に向けた情報提供、指導のあっせんなどもしています。

無料で相談できますし、秘密厳守で相談できるのでメリットは大きいでしょう。全国の労働基準監督署内などに設置されています。

 

プライベートを侵害するパワハラ上司への対処法

仕事が終わったあと、または休日などにプライベートを侵害してくるパワハラ上司もいます。このような上司に対しては、休み中の連絡は無視する、残業代を請求するといった対策があります。詳しく見てみましょう。

休み中の連絡は無視する

職場では上司かもしれませんが、プライベートでは完全に他人です。また、仕事中なら上司からの連絡にはきちんと対応しなくてはなりませんが、休日にそのような義務はありません。

そのため、休み中の連絡は無視しましょう。スマホの電源をオフにするのもいいですね。休み明けに何か言われるかもしれませんが、適当に言い訳しましょう。

残業代として請求する

もし、休みの日に仕事をさせられるようなことがあれば、残業、もしくは休日出勤という扱いにしてもらいましょう。ただ働きほどバカバカしいものはありません。

言いなりになってしまうと、都合のいいように使われてしまいます。休日や仕事が終わったあと、どんな作業を何時間ほどさせられたか、ということを具体的に記録してください。

 

まとめ

パワハラ上司の攻撃パターンや、それぞれの対処法についてご紹介してきました。パワハラが原因でメンタルを病んだり、体調を崩してしまうようなこともあります。パワハラを受けているのなら、できるだけ早く対処するようにしましょう。

また、何をしてもパワハラが収まらないのなら、転職してしまうという手もありますよ。

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