退職理由の本音と建前!会社に伝えるべきこととタイミング

 

 

会社を辞めるとき、退職理由をどうしようかと悩んでしまうことがありますよね。本音で退職理由を伝える方もいれば、建前の理由を伝える方も少なくありません。

そこで、ここでは退職理由の本音や建前をまとめてみました。また、会社を辞めるときに伝えるべきこと、伝えるタイミングなどについてもご紹介したいと思います。

 

みんなが思う本音の退職理由

ここでは、多くの人が思っている、本音の退職理由についてまとめてみました。主に、以下8つの退職理由が挙げられます。詳しく見ていきましょう。

  • 人間関係が合わない
  • 給料に不満がある
  • キャリアアップしたい
  • ほかの仕事がしたい
  • 残業が多くて休日が少ない
  • 会社の評価制度に納得できない
  • 会社に未来を感じない
  • 経営者の考え方に納得できない

人間関係が合わない

職場での人間関係がうまくいかない、合わない人が多い、といった理由で会社を辞める人は多いです。仕事は1人でやるものではありませんし、必ず会社の人と関わります。

そのため、人間関係が合わないと仕事そのものが嫌になってしまうのです。 同僚の仕事ぶりに不満がある、一緒に仕事に取り組むと毎回トラブルになる、といった状態だとしんどいですよね。ストレスにもなってしまいますし、もうこれ以上ここではやっていられない、と感じてしまうのです。

給料に不満がある

給料が少ないと、不満に感じてしまいます。単純に、その会社が設定してある基本給が低いからと不満を感じることもあれば、自分の仕事への対価として低すぎると感じることもあります。 給料が低いとなると、生活にも大きな影響を与えてしまいます。

独身ならまだしも、家族がいる人にとっては死活問題になってしまうでしょう。生活水準を下げなくてはいけなくなりますし、もっとたくさん給料をもらえる職場に転職しよう、となります。

キャリアアップしたい

今の職場では、これ以上のキャリアアップが望めない、と思ったときには転職を考えるものです。同じ会社で働きながら、キャリアアップできることも多いのですが、それをしにくい会社があるのも事実です。

キャリアアップのためには、そのための仕事ができる会社で働かなくてはなりません。より高い専門的知識、技術を身につけるということなので、今の会社では無理、ということはよくあります。

ほかの仕事がしたい

単純に、ほかの仕事をしてみたくなった、という理由で会社を辞める方もいます。1つの職場で勤め上げたい、という方がいる一方で、いろいろな会社で働いてみたい、視野を広げてみたいという方もいます。 いろいろな仕事を経験することで、自分にピッタリの仕事を見つけることも可能になるでしょう。

また、飽きっぽい方だと、1つの職場ではすぐに飽きてしまい、次々と職を変えることもあります。このようなケースも少なくありません

残業が多くて休日が少ない

残業が多すぎると、毎日自宅と職場の往復になってしまうこともあります。自宅に帰ったら、食事をして寝るだけ、ということもあるでしょう。これだと、自分に使う時間もありませんし、ストレスも溜まってしまいます。

また、残業が多いだけでなく休日も少ないとなると、会社が人生のすべてのようになってしまいます。プライベートはまったく充実せず、会社のために生きているような気持ちになります。これも辞めようと感じる理由ですね。

会社の評価制度に納得できない

会社によって、評価の仕方はまちまちです。独自の評価制度を設けているところも少なくありませんが、それに不満を感じていると、辞めようと考えてしまいます。正しい評価を受けられていない、と感じているとななおさらですね。

自分の働きに対して、きちんと見合った評価をしてくれているのなら不満は感じないでしょう。しかし、頑張っている人と、毎日ダラダラ仕事をしている人が同じように評価されるとなれば、誰でも不満を感じてしまいます。

会社に未来を感じない

会社に未来を感じられないと、このままここにいていいものか、と思ってしまいます。いつか倒産してしまうのでは、給料が未払いになってしまうのでは、という不安を抱えながら働くのは嫌ですよね。 家庭がある人にとって、会社の将来性がないというのは致命的です。

急に倒産されて、職場を失ったとなると、自分だけでなく家族も路頭に迷わせてしまいますよね。先のことを考えて、安定性のある会社に転職しようと考えるのは普通です。

経営者の考え方に納得できない

経営者と社員では、まったく考え方が異なることは珍しくありません。経営者は会社の運営を考えなくてはなりませんし、社長の方針が社員の反発を招くということもよくあります。 経営者がきちんと社員とコミュニケーションがとれて、一丸となることができればいいのですが、それができないことも多いです。

これだと、社員は経営者の考え、方針に納得できず、ついていけないと思ってしまいます。その結果、辞めようと考えるのです。

本音の退職理由を伝えないほうがいい理由

退職理由は本音で伝えたほうがいい、と考える方も多いでしょうが、実は本音を伝えないほうがいいです。引き止められることもありますし、会社批判になることもあるからです。

ここでは、本音の退職理由を伝えないほうがいい以下5つの理由をお伝えします。

  • 引き止められることがある
  • 会社批判になる
  • 円満退職が難しくなる
  • 誰にも理解してもらえないかもしれない
  • 建設的な話し合いができない

引き止められることがある

自分の中では、もう絶対に辞めると思っていても、引き止められてしまう恐れがあります。給料が低すぎるから辞めたい、というケースだと、待遇を良くするから辞めないでほしい、と言われることもあるでしょう。

退職すること、転職することを既に決めている場合だと、心は会社から離れているはずです。今さら引き止められたとしても、困ってしまいますよね。何時間も説得される恐れもあるので、本音は言わないほうが無難です。

会社批判になる

会社を辞めるということは、少なからず会社に対して不満を持っているからです。そのため、本音の退職理由を話すとなると、自然と会社批判になってしまう可能性があります。 辞めるのだから、別に会社批判になってもいい、という方もいるかもしれません。

しかし、これから先、その会社とどのような関わりになるかわからないのです。転職先と、前職の会社が繋がっている可能性もあります。そうしたことも考えると、会社批判になりがちな本音は言わないほうがいいのです。

円満退職が難しくなる

揉めて辞めるよりは、できるだけ円満に会社を辞めたいと考えるものです。円満に会社を辞めると、転職したあともうまく関わっていける可能性があります。起業したとき、お付き合いができるかもしれませんよね。

本音で退職理由を語ると、会社や上司への批判になってしまうことが多いので、円満退社が難しくなります。今後いっさいの関わりをなくしてしまうかもしれませんし、嫌な思いをしながら辞めることになる可能性もあります。

誰にも理解してもらえないかもしれない

給料が極端に低い、評価システムが悪い、経営者の方針が良くないなど、思っているのは自分だけかもしれません。ほかの社員は納得しているかもしれませんし、会社に不満を持っているのは自分だけという可能性もあります。

この場合だと、本音で退職理由を語ったとしても、周りは誰も理解を示してくれないでしょう。それどころか、変な人だと思われてしまうかもしれません。もう辞めるから関係ないとはいえ、少々寂しい気持ちになりますよね。

建設的な話し合いができない

本音で不満をぶつけてしまうと、感情がぶつかり合ってしまいます。どうしてもお互いが感情的になりがちなので、建設的な話し合いなど到底できないでしょう。揉めに揉めた末に、辞めるということになるかもしれません。 自分にも言い分があるように、会社側にも言い分があることがほとんどです。

そのため、いくらこちらが本音を伝えたとしても、平行線をたどってしまうことが多いのです。いたずらに無駄な時間を過ごしてしまう恐れもあるでしょう。

 

みんなが伝えた建前上の退職理由

会社を辞めるときには、建前上の退職理由を伝えたほうが、結果的に円満退社となることが多いです。では、会社を辞める人はどのような、建前上の理由を伝えているのでしょうか。ここでは、以下5つの主な退職理由をピックアップしてみました。

  • 結婚・親の介護など家庭の事情
  • 体調を壊した
  • キャリアアップしたい
  • 資格取得や勉強に集中したい
  • 独立開業したい

では、それぞれ見ていきましょう。

結婚・親の介護など家庭の事情

女性なら、結婚するからという退職理由を伝えるのはありでしょう。結婚して家庭に入るため、もう仕事を続けられない、となれば、それを無理に引き止めるようなことはされないと思います。

親の介護をしなくてはいけない、というのも有効ですね。自分しか介護できる人がおらず、仕方なく会社を辞める、といった感じです。ただ、結婚にしろ親の介護にしろ、会社にプライベートでも仲のいい人がいると、嘘がバレてしまうので、そこは要注意です。

体調を壊した

体調を崩した、という理由で会社を辞めるのは決して珍しいことではありません。そのため、これも会社を辞めるときの建前の理由としては有効と言えるでしょう。腰を悪くした、内臓の病気が見つかった、といった具合ですね。

たさし、普段元気なのにいきなりこのような理由を伝えても嘘だと思われてしまう可能性があります。そのため、会社を辞めることを決めたら、普段から体調が良くないことを少しずつアピールしてみましょう。

キャリアアップしたい

もっとキャリアアップしたい、という理由もおすすめです。波風を立てずに済みますし、快く送り出してくれる可能性も高いでしょう。もっと難しい資格を取得し、いけるところまで行ってみたいなど、向上心をアピールしてみてください。

キャリアアップしたい、と向上心をアピールする人に対して、会社に引き止めるようなことはしないでしょう。ただ、具体的なことを聞かれる可能性があるので、これから先のビジョンについて語れるようにはしておくと良いです。

資格取得や勉強に集中したい

難易度の高い資格を取得するため、専門的な分野の勉強をするため会社を辞めたい、という理由です。これも、会社にネガティブな印象を持たれることはないので、円満に辞めることが可能になる理由でしょう。

ただ、この場合も、具体的にどのような資格を取るのか、何の勉強をしたいのかといったことを聞かれる可能性が高いです。口ごもってしまうと、嘘だと思われてしまうかもしれないので、説明できるようにしておきましょう。

独立開業したい

独立開業するため、会社を辞めたいという理由です。自分の力でやってみたい、ということを伝えれば納得してもらえるかもしれません。すぐに開業するのではなく、しばらくは準備に専念すると言っておきましょう。

建前の理由としてはいいのですが、同じ業種で起業するとなると、会社にとっては競合になります。そのため、場合によっては円満退社にはならない可能性もあります。まったく違う業種で起業すると伝えたほうが丸く収まるかもしれません。

 

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退職意思を伝える相手とタイミング

退職の意思を伝えるのは、誰に伝えればいいのでしょうか。また、どのようなタイミングで伝えればいいのか、よくわからないという方もいるでしょう。そこで、ここでは退職意思を伝える人、タイミングをご紹介します。

直属の上司に伝えること

基本は、直属の上司に伝えます。普段から、自分がお世話になっている上司に伝えましょう。従業員3~5人程度の小さな会社だと、直接社長に伝えるのもありですが、それなりに体系立っている組織なら、直属の上司に伝えると良いです。

退職届を提出しないと辞められない、と思っている人が多いですが、実際にはそのようなことはありません。口頭でもまったく問題ないです。いつ辞めるのか、引き継ぎはどうするのか、なども話し合ってください。

繁忙期は避けること

繁忙期はとにかく忙しいです。目の前の仕事をとにかくこなさなくてはなりませんし、上司もバタバタしている可能性があります。そのため、この時期に退職したい旨を伝えてしまうと、上司が頭を抱えてしまうかもしれません。

繁忙期に伝えてしまうと、忙しさのあまり上司が忘れてしまう可能性もあります。そのため、引き継ぎなどがうまくいかなくなる可能性もあるので、退職する旨を伝えるときは繁忙期を避けてください。

人事異動の直後は避けること

それなりの組織だと、人事異動もあります。人事異動の直後に伝えてしまうと、人事の担当者はまた頭を悩ませなくてはなりません。余計な仕事を増やすことになるので、人事異動の直後はやめたほうが無難です。

人事異動のタイミングは、会社によってまちまちです。決算時期に実施するところが多い傾向にはありますが、実際にはまちまちです。だいたい、3月や9月を区切りにしているので、春と秋の2回ということが多いです。

業務時間外に伝えること

業務時間内に伝えたほうがいい、と考える方もいますが、業務時間中は上司もバタバタしています。仕事に取り組んでいるときに、退職することを伝えてしまうと、上司の仕事の手も止めてしまうので、やめておきましょう。 できれば、休憩時間中や、仕事が終わってからのほうが良いでしょう。

仕事が終わってからのほうが、上司と2人になれるタイミングも見つけやすいはずです。伝えやすくなると思うので、仕事が終わったあとを狙いましょう。

退職時期は就業規則に従うこと

実際に退職する時期ですが、これは就業規則に従ってください。会社によって就業規則があるはずですし、退職の意思を伝えてから何か月後、といった具合に決められていることがあります。

今日伝えて明日辞める、というのは現実的ではないですし、何より社会人として問題があります。会社を辞めるにしても、今後いっさいの関わりを断つことになるかもしれないので、そのような辞め方はダメです。

 

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会社を辞めるときの準備・退職方法と注意点

 

退職理由をうまく伝える方法

退職理由をうまく伝えるには、どうすればいいのでしょうか。自分に落ち度があることを認める、相手を否定しないといったことが大切です。ここでは、退職理由をうまく伝える以下2つの方法をご紹介しましょう。

  • 自分の落ち度がある旨を伝える
  • 相手を否定しないこと

自分の落ち度がある旨を伝える

会社に落ち度がある、と伝えてしまうと、その時点で険悪なムードになってしまいます。会社を辞めるまでにトラブルになってしまいますし、辞めるまでのあいだ、針のむしろになってしまう恐れもあるでしょう。

円満に辞めるためにも、自分の落ち度があることを伝えましょう。自分が悪い、自分が至らなかった、といったことを伝えながら話を進めると、スムーズに話が進むことが多いです。間違っても、自分には非がない、会社に落ち度があるなどと言わないことです。

相手を否定しないこと

上司に対して、否定的なことを口にするのはやめましょう。これも、険悪な雰囲気になってしまいますし、辞めるまでのあいだがしんどくなります。たとえ、その上司に不満があったとしても、それはぐっと飲みこんでください。

もう辞める会社なので関係ない、と思う方もいるでしょうが、これから先、どのような形で関わるかわかりません。転職先で、関わってくる可能性は十分あります。これから先のことを考え、円満に辞めることを考えてください。

 

転職活動中に伝えるべき退職理由の表現方法

転職活動をしていると、退職理由を聞かれることがほとんどです。面接では、ほぼ間違いなく前職を退職する理由を聞かれるでしょう。このようなとき、どう答えればいいのでしょうか。ここでは、以下4つの表現方法のヒントをお伝えします。

  • 嘘はつかないこと
  • ポジティブな言い回しを心がける
  • なるべくポジティブなトーンで伝えること
  • 前職の悪口は言わないこと

嘘はつかないこと

嘘をついてしまうのはもっともダメなことです。会社でいじめに遭った、給料を下げられた、残業が多すぎるなど、実際にはなかったことを本当のことのように言うのはNGです。 わざわざ調べるかどうかはわかりませんが、もしかすると調べられてしまう恐れもあります。

もし嘘だとバレてしまうと、信頼に値する人間ではない、と判断される恐れもあるのです。すべて正直に言う必要はありませんが、嘘をつくのはダメです。

ポジティブな言い回しを心がける

たとえネガティブな退職理由だったとしても、できるだけポジティブな言い回しをすることを心がけてください。同じ内容だったとしても、言い回しをポジティブにするだけで、相手に与える印象が大きく変わってきます。

仕事が不満だった、という理由でも、「もっと自分の力を活かせる職場で活躍したかった」とすれば随分印象が変わりますよね。これなら嘘を言っていることにもなりません。ポジティブな言い回しに変換して伝えましょう。

なるべくポジティブなトーンで伝えること

言っていることはポジティブでも、声のトーンが暗いとそれだけでネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。そのため、伝えるときはできるだけ明るめのトーンで、退職理由を伝えるようにしましょう。

「もっと自分の力を活かせる職場で働きたいと思い、辞めることにしました」という内容でも、声のトーンが変われば与える印象は変わります。それだけ、声のトーンが相手に与える影響は大きいのです。

前職の悪口は言わないこと

これは絶対にNGです。お世話になった会社のことを、そのように言ってしまうような人を、採用したいと思う会社はまずありません。たとえ、それが本当のことだったとしても、十中八九不採用になってしまうでしょう。

会社を辞めたとき、同じようによそで悪口を言われてしまうかもしれない、と面接担当者は考えるでしょう。会社の悪い評判が広がってしまうかもしれないので、そのようなリスクを抱えたいとは思いません。

 

具体的な退職理由を伝えたくない場合

人によっては、具体的な退職理由を伝えたくないというケースもあるでしょう。このようなとき、いったいどうすればいいのでしょうか。一身上の都合と伝える、可能な範囲で伝えるといった方法があります。

一身上の都合と伝えること

もっとも手っ取り早いのは、一身上の都合と伝えることです。このように答える人は少なくないでしょうし、面接担当者も、深く突っ込んでくることは少ないでしょう。そこまで、退職理由を知りたがる会社も少ないはずです。

必要に迫られたら可能な範囲で退職理由を伝えること

会社によっては、退職理由をどうしても知りたがるようなこともあるかもしれません。そのような場合なら、可能な範囲で伝えるようにしましょう。核心には触れず、当たり障りのない内容を伝えておけば問題ないと思います。

 

まとめ

会社を辞めるときに、本音の理由を伝えたいという方もいるかもしれません。しかし、本音で伝えることが、必ずしも良いこととは言えないのです。

建前の理由を語ったほうが、お互い気持ちよく辞められることが多いのも事実なので、覚えておきましょう。ここでご紹介した、転職活動中の注意事項についても、きちんと覚えておいてくださいね。

 

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