引きこもりの仕事まとめ|在宅や引きこもりでもできる仕事の選び方・探し方など

今や仕事をしていないひきこもりの数は50万人を超え、珍しいことではなくなっています。現在は引きこもっているけれど、働きたいという方は多いでしょう。しかし、ひきこもりになってから年齢を重ねるほど、社会復帰はどんどん難しくなってしまうのです。この記事ではひきこもりが今すぐ利用できるサービスや、ひきこもりでもできる仕事の探し方などを紹介しています。まずは勇気ある一歩を歩みだしてみませんか?

引きこもりが仕事をする前、仕事以外で「怖い」を克服する3つのポイント

15歳~39歳の広義のひきこもり(「普段は家にいるが、近所のコンビニなどにはでかける」「自室からは出るが、家からは出ない」「自室からほとんど出ない」「普段は家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」に該当する者)の推測数は、2015年12月の調査では54.1万人という結果があります(平成29年度 子供・若者白書 内閣府)。

現在、ひきこもりは今や特別な事ではなくなってきた問題であると言えるでしょう。

読者の方の中にも引きこもっているが、社会復帰したいと強く望んでいる。しかし、行動するのが怖くて…という方もいるでしょう。今までひきこもっていたのに、いきなり仕事に打ち込むのはハードルが高すぎますよね。まずは仕事以外のことから挑戦してみて、外に出れるように体を慣らしていきましょう。

外に一人で外出する

まずは外に一人で外出してみましょう。ハードルが高すぎると思うなら、「家の玄関まで歩いてみる」「家の玄関の扉を開けて1~2歩だけ外に出てみる」「近くの自動販売機で飲み物を買う」「一番近くのコンビニまでお菓子を買いに行く」など、1日1日で良いので段々とできる範囲を広げていきましょう。

外で人に会ってご飯を食べる

一人で外出が出来てきたら、今度は仲のいい友人などと会って外でご飯を食べてみましょう。

最初は牛丼やマクドナルドなどのファーストフード店で、短い時間でもいいので、「外で人と会う」という体験をもちましょう。外との繋がりが持てていると実感すると、孤独を感じずにいられて、健康的な心を保てます。

人の意見を受け入れる柔軟な考え方も取り入れる

ひきこもっていると人と関わる事が少なくなり、自分の都合のよい世界に閉じこもってしまいます。それに対して、社会には色んな人がいて、嫌でも自分に合わない人とも付き合っていかなくてはならない状況が必ず生まれます。

ひきこもりを抜け出す際には必ず直面する壁なので、人の意見を上手く受け入れられるような柔軟な考えをする癖をつけておくと社会に馴染みやすくなります。

女性や中年の引きこもりながらできる仕事・業種、在宅おすすめ

段々と外に出ることに慣れて来たら、在宅で出来る仕事を探してみましょう。家の中で一人で出来る仕事ならそこまで気負わずに始められますよね。以下に4つの仕事を紹介します。

ウェブデザイナー

ウェブデザイナーとは個人や企業からの依頼に答えて、ホームページやブログなど、ウェブサイトのデザインを担当する仕事です。

デザインに興味があるのであれば、ウェブデザイナーを目指してみてはいかがでしょうか。ウェブデザイナーの仕事はこれからのウェブ業界がますます発展していく事を考えるととても需要があり、手に職もついて食いっぱぐれる心配がありません。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとはウェブ上で不特定多数の人に仕事を発注・受注できるサービスです。仕事の種類も多岐にわたり、ライターの仕事や校正、文字おこし、データの入力作業など、パソコン一つあればできる仕事ばかりです。

まずはクラウドソーシングで自分にあった仕事を探してみて、軽い気持ちで始めてみると良いでしょう。

このクラウドソーシングの中でも、ライターが最も手っ取り早く始められて稼げる仕事です。以下の記事でライターの仕事について詳しくご紹介していますので、ライターの仕事に興味がある方はぜひご覧ください。

ライターの仕事|種類や内容を知って理想のキャリアを手に入れよう

ライターの仕事の内容・業務 ライターの仕事の内容はPCやタブレットを用いて、文字を書くことです。大まかに分けて0から…

ハンドメイド品などをオンラインで販売

最近はネットによって一般の人でも簡単に物を販売できるようになったので、主婦の方たちが趣味と副業を兼ねてハンドメイド品を販売することが増えてきました。

ものづくりが好きな方はアロマキャンドル、ドライフラワー、生活雑貨やおしゃれ小物など、自分が好きな物を作って売ってみてはいかかでしょうか。自分が作った作品が他人に認められてお金に変わるという感覚は一度味わうとやめられません。

ネットビジネス(アフィリエイトなど)

ネットビジネスと一言で言っても、アフィリエイトやブログによる広告収入など、様々な種類があります。

その中でもアフィリエイトは、商品を紹介して購入された分の数%を紹介料として受け取る仕事です。ライティングスキルやマーケティング戦略など、たくさんのスキルが求められるうえに初めのうちは全く稼げない仕事ですが、成功さえすれば働かなくてもお金が入ってくる不労所得が得られる点が魅力的です。

成功したアフィリエイターは月収が100~1000万円を稼いでしまうという、夢のある仕事です。

この記事で紹介した仕事以外でも、まだまだ引きこもりの人でも挑戦できる仕事はあります。以下の記事で詳しくご紹介していますので併せてご覧ください。

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引きこもりを脱出するための仕事探し、仕事選びで利用したい支援

ひきこもりから抜け出すには相当の労力や勇気が必要となります。そんな時は一人で頑張ろうとせずに利用できる支援を使って、助けてもらいながら仕事を探していきましょう。

引きこもり支援

全国の自治体ではひきこもりなどを対象に、就労準備を支援しています。電話相談や体験活動、グループワークなど自治体ごとに対応は違うので、近くの自治体にどのようなひきこもり支援があるか確認してみて、これなら参加できそうというものがあれば参加してみましょう。同じ悩みを抱えた仲間が見つかり、心が軽くなる事も見込めます。

また、厚生労働省はひきこもりに特化した専門的な第一次相談窓口として「ひきこもり地域支援センター」を指定都市74か所(平成29年10月時点)に設置しており、この施設ではひきこもりの状態にある本人や家族が、地域の中で最初にどこに相談すればいいのかを明確にし、適切な支援に結びつきやすくすることを目的にしています。

まず何から始めればいいか分からないという方は「ひきこもり地域支援センター」に相談してみると良いでしょう。

就労支援

ひきこもりから急に社会に飛び出すのは心理的に負担の大きすぎる行動です。そのため、NPO法人などで就労支援を行っています。

学ぶ内容としては、

  • 生活リズムの改善、学習支援、スポーツ、イベントといった基本的なスキル
  • ワークショップなど、疑似職業体験によるソーシャルスキル
  • 職業適性検査や履歴書の添削といったワークスキル
  • 人付き合いする際に円滑に会話できるようにするコミュニケーションスキル
  • 挨拶や敬語、電話対応などのビジネスマナー

など、様々な支援が受けられます。

団体ごとに支援の内容が違うので、「参加できそうだな」「楽しそうだな」と感じた就労支援を行っている団体がないか探してみて下さい。

引きこもりでもできる仕事探し方・選び方

引きこもりの方が仕事を探す際に役立つ、仕事の探し方、選び方を紹介します。

支援団体で仕事体験をする

先ほど紹介した就労支援を行っている団体などの多くは仕事体験も行っています。支援団体が提携している会社や店舗に依頼して、ひきこもり当事者を受け入れてもらいます。一定期間の就労ではありますが、実際の仕事にほとんど近い感覚で働けるため、社会復帰へのリハビリとしては是非活用したいところです。

15歳以上39歳以下なら地域若者サポートステーションの利用も

15歳~39歳の若年無業者の数は2016年で約77万人で、15歳~39歳人口に占める2.3%が無業者にあたります。総務省が2012年10月に実施した調査では、就業希望の若年無業者が求職活動をしていない理由について、病気・けがや勉強中の者を除くと、「知識・能力に自信がない」「探したがみつからなかった」「希望する仕事がありそうにない」といった回答が見られました(平成29年度 子供・若者白書 内閣府)。

そのような状況を改善するべく、厚生労働省は若年無業者が充実した職業生活を送り、我が国の将来を支える人材となるよう「地域若者サポートステーション」において、地方自治体と協働し、職業的自立に向けた専門的相談支援、就職後の定着・ステップアップ支援、若年無業者集中訓練プログラムを実施しています。

地域若者サポートステーションでは以下のようなサービスの多くを無料で受けられます。

  • キャリアコンサルタントなどによる個別相談、支援計画の作成
  • 個別・グループによる就労に向け踏み出すためのプログラム
  • 就職したものへの定着・ステップアップ相談
  • 集中訓練プログラム(合宿形式を含むサポート、自信回復、職場で必要な基礎的能力付与、就職活動に向けた基礎知識獲得などを集中的に実施)
  • 職場見学や職場体験
  • 保護者を対象としたセミナーや個別相談

15歳~39歳に限定したサービスではありますが、ぜひ利用したいサービスです。

キャリアカウンセリングを受ける

「自分にどんな仕事が向いているのか分からない」「したい仕事が分からない」という悩みがあるとなかなか仕事探しの1歩が踏み出せませんよね。そんな時はキャリアカウンセリングを上手に利用すれば解決できます。

転職エージェントに登録すれば、キャリアカウンセリングのほかにも、面接対策や履歴書の添削から、求人紹介、面接のセッティングや給与交渉まで全て行ってくれます。自分一人では勇気が出ない場合には心強いサービスですよね。

そんな転職エージェントのなかでも『ハタラクティブ』は未経験からの正社員就職サポートに強く、常時1500件以上もの未経験者歓迎の求人を紹介しています。地域若者サポートステーションやひきこもり支援団体の紹介する仕事とは違った求人が紹介されているので、自分にあった職場がみつからなかったり、よりステップアップしたい方にオススメです。

2014年度~2016年度まで厚生労働省から「若者キャリア応援制度」受託事業者として認定されていた実績もあり、信頼としては十分です。

長期間引きこもっていた場合の仕事の探し方

長期間ひきこもっているとどんどん社会とのつながりが疎遠になり、社会復帰が難しくなります。しかし、だからといって順番をいきなり飛ばして働くのではなく、1歩づつ自分のペースで社会復帰を目指しましょう。

まず就労体験で仕事の体験をする

就労体験で実際の仕事がどのようなものか感じ取り、その上で続けられそうであれ定期の仕事に就職しましょう。もし就労体験の時点で仕事を辞めたくなっても、支援団体の相談員に相談すれば仕事のペースを減らしたり辞めさせてくれるように手配してくれます。

受け入れ先の企業も仕事を辞める事は少なからず想定して受け入れているので、辛いと感じるようであれば遠慮せずに相談しましょう。働き始めたからといって無茶して働き続けると今度はさらに深い傷を負ってひきこもりに戻ってしまうかもしれません。

単発アルバイトや短期アルバイトを試す

長期のアルバイトだと、一度契約してしまうとバイトが嫌になっても中々辞められないという事態になりかねませんが、単発や短期のアルバイトであれば初めから雇用期間が決まっているので始めやすいです。

まずは一日だけ働ける、日払いのアルバイトなどから初めてみましょう。交通調査や工場の流れ作業など、1人で出来る仕事から始めるとよいでしょう。

引きこもりで仕事をする際、支援を受けられるには年齢制限も

先ほど紹介した「地域若者サポートステーション」のように、支援を受けられる年齢に制限がある場合があります。焦らせるわけではありませんが、年齢が若ければ若いほどひきこもりから復帰するのに少ない労力で済みます。逆にひきこもってから年齢を重ねれば重ねるほど復帰までの時間も労力も大きくかかります。

上記のとおり、ひきこもりで困っている時にはたくさんの相談先があります。その中で自分にあった仕事を見つけて、少しづつ社会復帰を目指していきましょう。

ひきこもっていた人が働き続けられる職場の条件を、当事者の話から整理したものを紹介します。

  • 短期間の就労あるいは必要な時に休息がとれる就労環境
  • 困った時に援助してくれるサポーターがいる環境
  • 同僚と無理をしてつきあわなくてもよい環境(しかし、こちらがつきあう気力のある時は、分け隔てなく付き合ってもらえる環境)
  • 上司がひきこもりのことをよく理解し、問いただしたりせず自然に働かせてくれる環境
  • 事務所や工場内の閉室性になじめない人には屋外作業などの業種
  • 体力やスキルが不足しているので、体力やスキルなしに取り組める仕事
  • そもそも働き始める時、詳しい履歴書や面接(試験)がないこと
  • 無断で休んでも、やめさせられない環境(訪問サポーターなどが復職を働きかけてくれるとなおよい)であること。

引用:竹中 哲夫 2010 ひきこもり支援論 明石書籍

これらの条件がすべて満たされている会社は稀ですが、少しでも多くの条件を満たした職場で働けるように、就職相談の際にこの条件を満たしているか確認してみて下さい。

今まで1人でひきこもっていたのに、1人で社会に復帰しようとするのは無茶です。家族や友人など、周りの人に協力してもらったり、支援団体などに相談したり、1人ではなくたくさんの人の協力があってやっと社会復帰を目指せるのです。そのために必要なのは今の状況を変えようとする勇気ある一歩を自分から歩みだすことです。

もちろんひきこもりは根の深い問題であり、今ひきこもっている原因が解決しない限りは、仕事に就くなんて考えたくもないかもしれません。

でも、まずは外に出て散歩してみたり、相談先や仕事を探してみたりすることから一歩を踏み出してみてはどうでしょうか?

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